2008年10月12日

だから、目を覚ましていなさい。あなたがたは、その日、その時を知らないのだから。マタイによる福音書25章13節

メッセージ

メシアの再臨を教える主イエス様のたとえの1つです。「目を覚ましていなさい」というのは、睡眠のことではなく、「注意していなさい」という意味です。つまり予備の油を用意して、万全の備えを整えてキリストを待つということです。このたとえには「あり得ないこと、起こり得ないこと」があります。(1)5人が愚かで、5人が賢い、こんなにはっきりは分かれないものです。(2)不測の事態に備える油は花嫁の家で用意するものです。(3)一般的な考えでは、油が不足すれば2人1組になって出迎えます。(4)帰って来たおとめたちを「知らない」といって締め出すことはありません。この「あり得ないこと、起こり得ないこと」にキリストのメッセージのポイントがあるのです。花婿はキリスト、花嫁は教会、10人のおとめは教会員(信者)です。キリスト再臨に於ける最後の審判での大切なポイントは、「予備の油があるかどうか」です。それは「キリスト信仰」です。キリストを信じる者は信仰歴(教会歴・クリスチャン人生)の長さに関係なくすべて救われるのです。それはキリストの十字架の贖いの力によるのです。私たちは「予備の油(聖霊)に満たされた」歩みをしているかどうか、自己吟味をしてみましょう。

東間 克美