クリスマスのお喜びを申し上げます。(先週の続きです)
天使は羊飼いたちに「良き知らせ・福音」を伝えました。福音、英語でGOSPELという言葉は、ご存じの通り「GOOD SPEL・良い知らせ」、または「GOD
SPEL・神の知らせ」という意味があります。羊飼いは、神様からの知らせ(ニュース)に直ちに応答したのです。NEWSとは文字通り北(N)東(E)西(W)南(S)に知らされるものです。私たちは「福音の使者」として、主イエス様を知らない多くの方々に「GOOD
NEWS」をお伝えしていきましょう。
さて先週「クリスマスのしるし」として「喜び」「神の愛」「苦難」の3つを挙げて、「喜びのしるしについて申し上げました。今週はまず「神の愛のしるし」についてです。私たちは本来愛される価値のない者です。しかし神は「In Spite of(〜であるにもかかわらず)の愛」、無条件の愛をもって尊いひとり子を罪の世に遣わされたのです。次に「苦難のしるし」です。イエス様の誕生は「Happy Birthday」ではありません。それは十字架への道の始まりであります。「家畜小屋、ボロ布、飼い葉桶」という貧しさの極みの中で主はお生まれになりました。このことは罪や汚れに満ちている私たちの状況を十字架によって洗い流し、聖めてくださる「しるし」です。罪の底にいる私たちに神様はキリストという「救いのエレベータ」を降ろしてくださったのです。
「クリスマスのしるし」……。それはキリストの十字架の贖いによる愛を指し示しているのです。愛とは惜しみなく命を削ることです。
|