今週から「ローマの信徒への手紙」のみことばを味わっていきましょう。この手紙は、使徒パウロがまだ会ったことのないローマのクリスチャンに、キリストの福音の真髄を述べた重要な手紙で、「新約聖書の中で最も完全な教理の書物」、「福音のマニフェスト」と呼ばれるものです。全体のテーマは、信仰によって神の前に正しい者と認められるという「信仰義認」です。1〜8章は「人はどのようにして救われるのか」という教理について述べられ、9〜11章の歴史的な部分を挟んで後半は「人はどのように生きるべきか」という実践的な勧めが記されております。1章16・17節はこの手紙の主題であり、全体の要約と言っても過言ではないと思います。
パウロは復活の主に出会い、180度の方向転換(悔い改め)をして、キリストの使徒として福音を宣べ伝えていきました。救いの道は十字架で贖いの死を遂げられ復活されたイエス・キリスト以外にはありません。そして、その救いを得るのはただ信仰によるのであります。あなたはこのことを信じますか? |