2009年7月26日

喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。ローマの信徒への手紙12章15節

メッセージ

先週に引き続いて12章からのみことばです。12章からは「信仰者に対する実践的な教え、生活規範」が記されております。
6節以下には7つの勧めが述べられております。1.賜物を用いる、2.愛の実践、3.聖霊に満たされる、4.主に仕える、5.祈ること、6.謙遜、そして今週のみことばであります7.「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」というものです。このみことばほど読んで易しく、実践が難しいものはありません。よく「他人の不幸は自分の幸せ」などという、とんでもない言葉を耳にします。ではどうしたら「共に喜び、共に泣く」ことが」できるのでしょうか?それは「相手の立場に身を置く」ことによって可能となるのです。そしてこのことの究極的な真理がイエス・キリストの内に見られるのです。『キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり………十字架の死に至るまで従順でした』(フィリピ2:6〜8)。この「キリストの心」を我が心といたしましょう。

東間 克美