「捜真学院学院長 飯島節子先生」インタビュー

捜真バプテスト教会の会員であり、院長就任前までは捜真バプテスト教会で役員の奉仕をされた飯島院長は学校と教会の両方を熟知されています。はじめに捜真学院のキリスト教教育についてお尋ねしました。

<ひとりひとりを大切にする教育>

2000年院長に就任以来、尊敬する日野綾子前院長の精神を引継ぎ、生徒の顔写真を見て、ひとりひとりを覚えて祈っています。そして同窓会をはじめ多くの方々から祈られている学校であることを感謝しています。
在学中の礼拝、行事(イースター・クリスマス他)、修養会などを通して「神に愛されている尊い存在」であることを自覚して卒業できるよう日常的に教育的な心配りをしてきました。


<修養会から学ぶ自分の賜物>

 秋の一日修養会、毎年夏に御殿場(学校の施設)で行う宿泊を伴う修養会は、中学一年生から高校三年生まで各学年に適した方法と内容で実施しています。
入学当初は教師主導の修養会が最終学年の高三では6年間の集大成として、生徒が主体的に企画し、教員とともに計画した修養会が実施できるまでに成長します。

毎日の礼拝、修養会、教会出席の奨励、信仰を持ってほしいとの願いはありますが、必ずしも在学中に信仰を持たなくても卒業しても続けて、捜真学院で学んだキリスト教教育を忘れないようにしてほしい。自分に与えられた賜物を活かして人生を歩んでほしいので、時がきたら近くの教会に足を向けることができたらとの思いを持って教育しています。


神の愛とイエス・キリストの教えを土台にした学校

 日本バプテスト同盟につながる捜真学院は開国直後の横浜に来航したたアメリカ人宣教師ネイサン・ブラウンの夫人が山手の外国人居留地で僅か7名の少女に英語と聖書を教える私塾から始まり今年創立118年の歴史ある学校です。

 捜真バプテスト教会の会員のお立場からお答えをいただきました。

<福音を語りつづける教会>

私は捜真女学校の中学部に入学と同時に教会に通いはじめました。仲の良いお友達と共に教会に通い、中学三年生のクリスマスに千葉牧師からバプテスマを授かりました。それから教会の集会やキャンプに参加し、今日まで信仰生活を続けてきました。

中でも「こひつじ会」・「ともしび会」の夏のキャンプは楽しい思い出の一番です。富士五湖の一つ本栖湖畔で見た雄大な富士山、夜の幻想的な富士に感動し、聖書研究、水浴び、食事作り、キャンプファイヤー、夜中のおしゃべりなど、全てのプログラムを「レムナント」の兄弟姉妹方が指導してくれました。

もちろん「レムナント」になれば中高生のリーダーとしてキャンプに参加しました。リーダーキャンプで教育されて教会学校などでの奉仕が出来るようになりました。リーダーキャンプは教会学校の指導者の養成の場としての役割がありました。その他、モンキー(中学男子の愛称)たちの勉強を放課後教会で教えたのも楽しい思い出です。

最後に教会に求めることは、つねに感謝し、キリストに仕え、神様の栄光があらわれる教会であってほしいということでした。

愛誦聖句:マタイによる福音書 6章25〜34節
愛唱賛美歌:271

インタビュアー:森 克子
 お問い合せ おちぼ一覧へ戻る  トップページへ戻る