Church and my life Mihoko Kikuchi |
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− バプテスマはいつ受けましたか? 私は捜真教会で、中三のクリスマスにバプテスマを受けました。最近まで、その時にバプテスマを受けたことがとても嫌でした。自分の気持ちを確かめて望んだバプテスマであったけれど、周りの雰囲気に流されて受けてしまったと思って、進学してキリスト教の大学へ通いましたが教会から、だんだん足が遠のいてきました。大学の勉強、そしてアルバイトが楽しかったのです。 − 卒業後は? 大学卒業後、選んだ仕事は介護の分野です。二ヶ月ほど現場で訪問介護の仕事をしました。一緒に料理や掃除をしたり、散歩をしたり、もちろん入浴、排泄の介助もしました。何も出来ない私でしたが、家を訪れ、にこにこしながらおしゃべりをしてるだけで、おじいちゃんやばあちゃんは喜んでくれました。 でも喜びだけではなくて、悲惨な現状も見えました。生きるって、一体どういうことなんだろう、と何度も考えさせられました。 − 赤いバイクに乗ってますね。 免許を取り、赤い大型のバイクを購入し、長野から新潟へ向かう旅行へ行きました。バイクに乗っているとき、神様と自分が繋がっているような気持ちになるときがあります。日本海や、アルプスの山々、真っ赤な夕焼けや、真っ白な雪の間、冬の寒さ、夏の暑さの中、バイクに乗って沢山の自然に触れることで、神様を強く感じました。 |
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− 再び教会に来るようになったのは 教会へ行かなくなった私に弟がよく教会の様子を教えてくれました。みんなが心配しているよ、と教えてくれました。弟を通して神様は私を教会に繋いでいてくれました。 そして一昨年教会に戻ったのと同時に、またジュニアコワイヤーに再び参加するようになりました。それから今日まで、教会から離れそうになったとき、神様は私を離してくれなくなりました。今は中3の時のバプテスマは私が選んだのではなくて、神様が計画していたことなんだと思います。 − これからは? 介護に携わり、またバイクに乗るようになり、私は人の「死」はいつも隣にあると感じています。危険な運転をしているつもりはないけれど、いつ事故にあって死んでしまうか分からないことを考えると、余計に神様や人への感謝を感じます。 神様が命を取り上げるのは年齢に関係なく、何時か分からないから、その時がいつ来ても良いように、めいいっぱい、神様に私のことを使って欲しいと思っています。 |
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真っ赤なバイクはドカッティ。スパルタンなイタリア製です。オートバイにまたがって、どこかに旅に出られれば、それで十分だけれども、やっぱり歌と教会と、気持ちいい仲間を求めてしまうジュニアコワイヤー。雨の中、風の中どこに行くにもこのバイク。大雨に打たれながらポツリと口にしてみる。「この恵みの雨があるからこそ、日本の自然は・・・、だから私は旅に出るんだ!」シールドの隙間から垣間見る瞳は輝いていました。 インタビュー:広報委員高橋昌博 2005/11 |
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