「子供たちはみんな気持ちが真っ直ぐなんですよね。子供たちは論理とかそんなんより自分に対して全く嘘がないというか。そこが単純に惚れたとこです。音楽作る人間が自分に嘘ついて生きてちゃなんもかっこよくないですもんね。」

C S が送り出す究極のヒーロー、新藤真也。
バンドを通して新しい方向を模索するその原点とは!?

CS小学科教師 新藤真也
今のバンドは?

:はい。5人編成のバンドで僕はギターを担当しています。小学校から一緒の友人で組んでいます。小学校の頃、父がギターを弾いていたので教わり、6年生ぐらいに、自分でもコードだったら弾けるようになりました。中学生の頃、X-Japan を良く聴くようになり、コピーを始めたのが今のバンドの始まりです。今は週2回スタジオで練習し、月3回ライブ、あとは学生とバイトと教会学校かな。

バンドと大学の関係は。

: バンドでもCDを出しては捨てられるところがあります。自分達を合理的に売り出すためには、製作もそうですが流通についても勉強したいと思い経済を選択しました。自分は曲作りも好きなんですが、作り出したものを売り出す裏を知ることにも興味があります。

そこまで思い入れをもってバンドをする原動力は?

:中学校に入った時にとても環境の変化を感じた時期があります。小学校までは先生や友人含めて「家族」のような意識があったのですが、中学生になったときに「他人行儀」になってしまったことを感じました。今から思えば幼い自分がいたと思うのです。その時に歌や曲が救ってくれたことから、自分も曲で誰かを助けたいと思うようになりました。

曲の持つ力でしょうか。

: 曲や映像がもつ力はあると思います。それは力というより、いつも当たり前に思っているものを違う視点から気づかせてくれるようなものだと思います。例えば捜真教会も、僕にとっては当たり前で良さがわからないところもあるんですが、他の教会の人が見ればずっと良いところがあるかもしれません。
賛美歌はどうでしょう。

:先日、ウォン先生の行かれている「ナマカ」という賛美集会に行ったんですが、そこでは賛美を通じて感動を得られました。そこでの賛美は生のバンドをバックに、感動しやすいメロディーに賛美の歌詞をのせて賛美するという、心動かされる賛美集会だったのです。日本人とかだけの枠でなく、いろんな国の人と賛美やメッセージを通して感動を共有できたとき、こういった礼拝だったら僕も友人に自信を持って「教会に来てみなよ」と誘えるな、と思いました。だから賛美や賛美歌の可能性はすごく感じます。是非捜真教会でもそういう機会を持ちたいです。

なるほど。日曜日は熱心に教会学校もしていますね。

: CSでは子供に大切なものを思い出させて貰っています。年を重ねれば重ねるほど問題に直面したときに論理的になるような気がします。それはバイト先で大人の方と話していても、僕自身も論理的に解決したくなりますし、そのほうが他人に説明しやすい。子供たちと会うと子供たちはみんな気持ちが真っ直ぐなんですよね。子供たちは自分に対して全く嘘がないというか。そこが単純に惚れたとこです。音楽を作る人間が自分に嘘ついて生きてちゃなんもかっこよくないですもんね。だから僕にとって教会の子供たちは心の見本であり、大人の方は道標であると思います。僕が間違った方向にいかないようにと。

ありがとうございました。


インタビュ―:高橋昌博 2007.7.15

Church and my life vol.7 Masaya Shindo
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