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インタビュアー:井上( 本誌) 2008.12.10 | ||
ビートルズとの出会いと信仰生活とは、どのような関係でしたか? ビートルズとの出会いは、本当に偶然でした。1963年の初めの頃、ラジオから流れてきた“I Want To Hold Your Hand” ( 抱きしめたい) を耳にし「何なんだこれは?!」と衝撃を受けたのが始まりです。次の日、すぐにレコード屋さんに行き、レコードを買いました。それ以来、ビートルズにはまっていきました。LPを全て買い求め、1964年ビートルズの映画“A HARD DAY'S NIGHT” を観に行き、そこでファンクラブの存在を知り、即入会したりしました。この頃、教会学校には通っていましたが、信仰生活は送っていませんでした。そして私にとって、生涯忘れられない、大切な、大きな年となる1966年。なんとビートルズが来日したのです。今でも鮮明に覚えています。6月30日、7月1、2日の3日間。計5回の公演。その全ての公演を観に行きました。学校は偶然風邪を引いたことにして。当時“ビートルズ=不良”というイメージでしたから、学校では「ビートルズのライブに行くと退学になる」などという噂もありましたが、幸い退学にはなりませんでした。そして、初めてビートルズの演奏を生で聞いた、その年の9月25日。バプテスマを受けたのです。この時は、ビートルズと教会の関係は特に意識していませんでしたが、ビートルズと教会のおかげで、私の青春はとても充実したものとなったのです。 「Let it be」という言葉を聖書をもとに解釈するとき、どのように考えますか? “Let it be” の歌を知ったのは大学時代でした。最初は意味がわかりませんでした。その頃解説では「あるがままに…」と言う意味があることを知っても、まだあまり理解出来ていませんでした。理解出来たのはその後、かなりたってからのことです。ある時、捜真教会に松本昌子牧師がいらして説教をして下さる機会がありました。その時の説教で、“Let it be” について取り上げられ、「この“Let it be” の“it”には、“神” と言う意味が有る」と知り、ようやくスッと心の中に入って来ました。“Let it be” それは“神にすべてをお委ねする”と言うことだと。 ビートルズと教会の結びつきは? 彼ら4人はクリスチャンでは無いから、歌詞に宗教的な意味はありません。“The Long And Winding Road”( 長く曲がりくねった道)という歌があります。…長く曲がりくねった道。我々の人生もそう。山あり谷あり。たまにはオアシスがあったりして。苦しいことも沢山あるし、大変なことも沢山ある。まさに長く曲がりくねった道。でも、“Let it be”…この長く曲がりくねった道も、主に委ねることによって、恵みの道になるのです。今、とても実感しています。 すぐに思い浮かぶ曲、歌詞は何ですか? “In my Life” In my life, I love you more 私の人生において、イエス様を愛する周りの人が逝ったり、あるものが離れていってもあなたを愛する。周りが無くなっていってしまっても、イエス様を信じる。この“In my Life”は私の信仰の中心にあるかも知れません。 4人の中で誰に似ていると思いますか? 難しい質問だなぁ…。あえて、言わせてもらえば「ジョン・レノン」。容姿とかでは無く、考え方。彼は、いつも立ち向かう人。現実に流されること無く、社会をみつめ、改革していく意識があります。“Imagine” の平和を願う精神に賛同します。世界平和にはほど遠い世の中…。人の心にも争いがある。教会においても、一致しているとは言えない…。しかし私には“キリストにある平和”それを追い求めて実現させたい思いがあります。現実の社会には様々な困難な問題がありますが、祈りの大切さ、心をあわせて祈っていくことが大切ではないでしょうか。 イエス・キリストは“平和の君”としてお生まれになりました。その「キリストに在る平和」を伝えていきたいと思っています。 Opening Page |
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