国際委員会と私

河ア共子さん。全国女性会国際委員会では設立当初から活躍されています。黎明期から現在まで、活動に関しての想いを語っていただきました。
インタビュ―:高橋昌博( 本誌) 2008.12.1
高橋:長年、国際委員をされていますが、何がきっかけでしょうか?
河ア:1990年BWA韓国大会に行ったのが最初でした。反日感情の強い韓国の方と祈り合いました。カンボジアの難民、フィンランドの宣教師など多くのバプテスト女性と出会い、言語、習慣、文化を越えて分かり合える恵みに感謝しました。そしてもっと世界のバプテストを知りたいと思いました。1992年イギリスのスワンウイックの大学で行われたBWA宣教部のリーダシップ会議に何も知らずに参加しました。参加者はアジア、中東、アフリカの地域で伝動している欧米の宣教師たちでしたが、その人たちの精力的な取り組み方にカルチャーショックを受けました。1995年アルゼンチン大会に参加後、世界のニュースを日本に伝えまた日本のことも伝えたいという思いが参加者の中から起こりました。
1996年に井上さん、古姓さん 宮林さん、金子さんで全国女性会の小委員会として立ち上げました。

高橋:JBでの記事にする選定基準って何でしょうか?
河ア:国際委員会は海外の草の根情報を日本に伝えようとしています。基準は特にありませんが、B W A 女性部の「E‐ニュースレター」、BWA本部の機関紙「バプテストワールド」、アジアバプテスト女性連合の機関紙「アジアエコー」から記事を選んでいます。心がけていることは原文に忠実に、脚色しないで書いてあるとおりに解り易く訳すということです。


高橋:国際委員会の中でのエピソードって何ですか?
河ア:1998年ABWU40年記念大会に当たりヒストリーブックの製作を依頼され1996年から作成したことです。歴代の役員経験者から写真とエピソードを送ってもらったり、日野先生や、去年お亡くなりになった山本美知子姉に変お世話になりました。全ての資料や写真を何があっても無くしてはならないと鞄につめていつでも持ち出せるようにしていました。その資料の中の“Out of the Ashes”「戦火の焼け跡から」を今全員で訳しています。40年史の本をABWU初代会長の日野先生は本当に喜んで下さいました。私もとても嬉しかったです。
河ア共子:捜真バプテスト教会教会員。1996 年より全国女性会国際委員。 2009 年1 月コルコタ ABWA 50 周年大会に参加
高橋:今度インドのコルカタ(カルカッタ)へ行かれますよね。
河ア:1793年バプテスト宣教師のウィリアム・ケアリが初めて当時のインドのカルカッタへデンマーク船でやってきました。ここにはネイサン・ブラウン師も訪れています。このカルカッタの地で1958年にABWUが誕生したのです。それで今回50周年記念大会が行われるわけです。

高橋:なるほど。ご報告がJBを通して伝わることを楽しみにしています。今国際委員は何人なんですか?
河ア:だんだん少なくなって、志賀さん(西谷)、宮林さん(霞ヶ丘)、金子さん(霞ヶ丘)、石塚師(東京平和)、遠藤さん(捜真)、宍戸さん(尚絅)です。今は後継者を育てないといけないと思っています。共通語の英語に興味を持ってもらうなら、もう幼稚園からと思って、この前お宅のお嬢さんに声をかけてみました。

高橋:え!家の子ですか?ただ、いつか他の国の方達と触れたときにクリスチャンの世界って広いなあという経験が得られたらいいなとは思います。
河ア:そうね、日常生活として共感できる部分があると言葉が違っても人と結びつくことができます。そのことをみんなに知って欲しいと思っています。すべて神様の子どもである人たちだから、同じ賛美歌を歌い、同じ思いで祈り、共感できることに思いを馳せてほしいと思っています。

高橋:そこがうまくみんなに伝わるといいですね。
河ア:本当にそうです。そこで、全国女性会では若い女性がどんどん入って欲しいと「若とも会(仮称)」をスタートさせようとしています。教会に若い女性が少ないことは世界的な問題です。第三世界ではまだまだ女性の地位は低いです。女性の問題を考える上で女性会に入り、世界の女性会に繋がってほしいと思っています。これを読んでいる若い女性は(そう思われている方も)、ぜひ「若とも会」に入ってください。国際委員会もなんとかしたいのですが、国際委員会にも「若とも会」にも入って頂
きたい。

高橋:では国際委員会や若とも会に入りたい方はどこに伝えば良いのでしょう。
河ア:とりあえず全国女性会にご連絡お願いします!

国際委員会に関するお問い合せ先
全国女性会:jbw@jbu.or.jp
捜真バプテスト教会church@soshin.or.jp
国際委員河ア共子宛
※@を半角にしてお送りください。

Church and my life vol.10 Tomoko Kawasaki
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