年
主日礼拝
8月18日 午前10時30分より
メッセージ:「イエス様はあなたが大好きです」
聖書:ルカによる福音書19章1-10節
説教者:小野慈美牧師
ザアカイは「背が低かった」とあります。おそらく極端に背が低かったので、幼い時からいじめられ、劣等感を持っていたと考えられます。そこで、地位と金で人々を支配することによって、優越感を味わい、自分の存在意義を確かめるために徴税人になったのかもしれません。しかし人々からは嫌われていました。ある時、徴税人とも話をするイエスという人物がエリコに来ることを耳にし、ザアカイは一目見たいと思いました。そこで、彼は恥をも顧みず木に登りました。イエスがその木の下を通りかかったとき予期せぬことが起こりました。
主イエスはザアカイを見つめ、「今日は、あなたの家に泊まることにしている」(5 聖書協会共同訳)と言われたのです。そのとき彼は、自分が今まで心の底から求めていたのは、まさにこの言葉だったのだと気づきました。生まれて初めて、自分がありのままの人間として尊重され、何の打算もなく愛されるという感動を味わったのです。彼の人間関係は、すべて損得勘定、打算に基づくものでした。そもそも人間は皆、一人の人間として大切にされることを願っており、そのような経験をしたときに深い喜びを味わうのです。その喜びがないと、他の何かで自分の価値を確認したいとあがくのです。
主イエスによって心の一番奥深くで求めていたものが満たされた途端、他の手段で自分の価値を確かめる必要がなくなってしまいました。「主よ、わたしは財産の半分を貧しい人々に施します。また、だれかから何かだまし取っていたら、それを四倍にして返します」(8)とは、「イエス様、私はこれまで自分の財産によって、自分の存在価値を支えてきました。しかし、もはやその必要はなくなりました。そのことがうれしいのです。その喜びを表したいのです」という気持ちです。
「救いがこの家を訪れた」(9)。「救い」とは、イエス様が来てくださるということです。自分のありのままの状態を見られたら、とても主イエスには受け入れてもらえるはずがないと思っている方。主イエスのお仲間に入るには、もう少しましな人間にならなくてはと思っている方。しかし、今まさに、そういうあなたの名を呼んで主は言われます。「今日は、あなたの家に泊まることにしている」と。この言葉と共に、主イエスの愛がわたしたちの心にも流れてきます。喜んで主イエスを迎えましょう。
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前 奏
招 詞 詩編96編1-2節
賛 美 主の前にひざまずき
God bless you!
花も
主の祈り 93-5B
分かち合い
賛 美 Footprints(足跡)
聖 書 ルカによる福音書 第19章1-10節 (新共同訳新約146頁)
祈 祷
説 教 「イエス様はあなたが大好きです」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 君は愛されるため生まれた
献 金
感謝祈祷
賛 美 主イエスはきずな
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
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