横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

2020/10/4の礼拝

10月4日　午前10時30分より
メッセージ：「神を神とする」
聖書：マタイによる福音書6章9-10節、出エジプト記20章2-5a節
説教者：小野慈美牧師

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（Ⅰ）＜御名＞旧約聖書で「主」と訳されている言葉は、ヘブライ語では｢ヤハウェ｣です。
｢エローヒーム｣が普通名詞の｢神｣を表すのに対し、｢ヤハウェ｣はイスラエルの神のお名前(固有名詞)です。ヤハウェのもとの意味は｢わたしは在る｣ということです｡この御名の神は、
１）人間が作り出した観念的な神ではなく、あらゆる被造物を創られた存在の根源。
２）イスラエルの民の歴史を通して働かれ、最終的にイエス・キリストを通してご自身を啓示なさった人格的な神｡主イエスの言葉と生き方を知る時に､神がどういう方かわかります。
（Ⅱ）＜聖とされますように（崇められますように）＞これには二つの側面があります。
①このお名前の神様だけを特別なお方として畏れ敬うこと。
イスラエルの民は、モーセによってエジプトの奴隷状態から解放されました。その民に神は十戒を与えました。その前文にこうあります｡「わたしは主､あなたの神､あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である」(出エジプト20:2)。そのことを経験したあなたがたが、他の神をおがむなんておかしいだろう?これが｢あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない」の意味です。この前文を忘れると、十戒が、一方的な冷たい命令のように聞こえます。しかし、十戒は、神と民との豊かな関係を守る相互の約束なのです。
②神を神とする。神を、人間の都合よく働くしもべのようにしないこと。
エジプトから解放されたとき､イスラエルの民は大いに喜びました｡ところが､旅の途中､食料や水が不足すると､すぐに不満を言い始めました｡｢こんなことなら､エジプトにいたほうが良かった｡ヤハウェの神など役に立たない。」そして、モーセが神の言葉を聞くために、山の上にとどまっている間に、金の子牛の像を作り、「これが神だ」といって拝み始めました。
聖とするとは、神を人間のしもべのようにするのではなく、神を神とすることです。神がなさることが、人間には、無意味な苦しみとしか感じられないことがある。しかし神のご意思は、最終的には愛と真実に根差していることを信頼することです。私たちも､時に､思い通りにならないと、「金の子牛」を求めてしまう。そのように愚かで罪深い私たちをなおも見捨てずに、救おうとなさる。それが十字架です。そこに神が神たるゆえんがあります。
（Ⅲ）＜御国が来ますように＞
御国(神の国)とは神の支配領域です。神の御名が聖なるものとされるところです。私たちは、世界に神のご支配が行き渡りますようにと祈りながらも、その実現はなはだ遠いと思わされます。しかし、御国の実現はどこから始まるのかと言えば、私たち一人一人からです。「私たちの思いと生き方が、御名を聖とするものとなりますように」。それが「御国が来ますように」という祈りの第一歩です。御国の実現は、この礼拝する群れから既に始まっているのです。そして、あなたが神の国の最前線なのです。


前　　　奏　　　－ 神のなさることは恩恵のわざ －　J.L.クレプス
招　　　詞　　　申命記 ６章４－５節（下記）
賛　　　美　　　５２７(1,2) み神のみわざは
主の祈り　　　
聖　　　書　　　マタイによる福音書６章９節（新約p.9）
出エジプト記２０章２－５a節 (旧約 p.126)
祈　　　祷
黙　　　想
説　　　教　　　「神を神とする」　　　 　　　　　　小野 慈美 牧師
祈　　　祷
賛　　　美　　　４９４（1,3）ガリラヤの風
献　　　金　　　(※礼拝堂への入退場時にお捧げください)
感謝祈祷
賛　　　美　　　　2020年主題讃美歌 神はあなたと共にいる　　(歌詞が開きます)
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小野 慈美 牧師
後　　　奏　
分かち合い

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｢聞け、イスラエルよ。我らの神、主は唯一の主である。あなたは心を尽くし、
魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。」(申命記6:4-5)

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