9月26日(日)10時30分より
創立73周年記念礼拝
メッセージ:「キリストを土台として」
聖書:コリントの信徒への手紙一3章6-11節
説教者:小野慈美牧師
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日本語で「教会」と訳されているギリシャ語は、「呼び集められた者たち」という意味です。つまり、教会は建物ではなく、キリストを信じる人々の集まりのことであり、教会はキリストを土台としています。キリストを土台とするとはどういうことかについて、3つの点から考えます。
1)人間を崇めない
コリントの教会の中に、「わたしはパウロにつく」「わたしはアポロに」(4)という対立がありました。それに対して、パウロは、「アポロとは何者か。また、パウロとは何者か」(直訳すると「アポロが何だ」「パウロが何だ」)と告げます。「この二人は、あなたがたを信仰に導くためにそれぞれ主がお与えになった分に応じて仕えた者です」(5)。二人とも神のサーバントに過ぎない。指導者自身が、自分を何者かであるかのようにふるまってはならないのと同時に、周囲の人々が、指導者を特別な人であるかのように崇めてはならない。表面では人間が主人公であるように見える。しかし、成長させてくださったのは神です(6)。
2)キリストの業と言葉を土台とする。
10 わたしは、神からいただいた恵みによって、…土台を据えました。…11イエス・キリストという既に据えられている土台を無視して、だれもほかの土台を据えることはできません。
この土台は単なる「キリストについての思想」ではありません。キリストの業と言葉、つまり、十字架と復活のできごととそれを証言する聖書の言葉です。キリスト者とは、キリスト教という思想を受け入れる者ではなく、キリストと共に歩む者です。日々イエス・キリストの名によって祈り、日々聖書の言葉に生かされていく者です。個人も教会もキリストと共に歩むことをしないと、いつの間にか、この世の価値観やこの世で評価されているものに動かされ、土台が揺らぐのです。
3)キリストの体という家を建てる
3:9わたしたちは神のために力を合わせて働く者であり、あなたがたは神の畑、神の建物なのです。
コロナ禍があったからこそ与えられた恵みがあります。それは、教会の交わりが広がったことです。捜真教会員以外にもインターネットを通じて礼拝をしておられる方々がたくさんおられます。この礼拝堂で礼拝をする群れが存在することが不可欠なのですが、空間的に離れていても、共に礼拝する方たちも信仰の仲間です。私たちは同じ霊的な食物、同じ霊的な飲み物を頂くからです。
一コリ10:3-4 皆、同じ霊的な食物を食べ、皆が同じ霊的な飲み物を飲みました。彼らが飲んだのは、自分たちに離れずについて来た霊的な岩からでしたが、この岩こそキリストだったのです。
イスラエルの民が、エジプトから解放され、荒野を旅したときに、マナという霊的な食物が与えられました。また飲み水が無くなったとき、モーセが岩を打つと水がほとばしり出ました。イスラエルの民にとって、この岩が命の源となったように、キリストこそ教会の命の源だというのです。
わたしたちの人生は、荒野を旅する旅路のようでもあります。魂の飢えや渇きを覚える。手近なもので、満たそうとしてもすぐに飢え渇きます。私たちを根底から支え生かすのは、霊的な食物、霊的な飲み物です。その霊の糧を共にいただく一人一人は、キリストの体を形作る大切な部分です。神が招いてくださったお一人お一人だからです。そして、実は、神様は世界のすべての人にこの霊の食物、霊の飲み物を届けたいと願っておられます。私たちは、そのために集められ、毎週礼拝を続け、歴史を刻んでいきます。そして、共に霊の糧をいだだき、その糧をこの世界に届ける使命を担う群れが礼拝をする大切な場として、新会堂を建てるのです。
前 奏 -神はわが砦- J. パッヘルベル
招 詞 コリントの信徒への手紙一 10章3-4節(下記)
賛 美 204 よろこびの日よ (1,2,4)
主の祈り
聖 書 コリントの信徒への手紙一3章6-11節(新約p.302)
祈 祷
黙 想
説 教 「キリストを土台として」 小野慈美牧師
祈 祷
賛 美 390 主は教会の基となり (1, 4)
献 金 (※礼拝献金は、退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛 美 28 み栄えあれや
祝 祷 小野慈美牧師
後 奏
分かち合い
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「皆、同じ霊的な食物を食べ、皆が同じ霊的な飲み物を飲みました。彼らが飲んだのは、自分たちに離れずについて来た霊的な岩からでしたが、この岩こそキリストだったのです。」
(Ⅰコリント10:3-4)
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