3月9日(日) 午前10時30分より
主日礼拝(受難節第1主日)
説 教:「あなたがたに逆らわない者は、あなたがたの味方なのである」
聖 書:ルカによる福音書9章49-56節
説教者:藤巻正悟師
人間とは実に不思議な生き物です。平和を求めているにもかかわらず、平和に生きられない生き物であるからです。平和を切望しながらも、平和を作り出すどころか、それを破壊しているのが人間であると言えるのかもしれません。主イエスは山上の説教において「平和を実現する人々は幸いである」と宣言されましたが、そのお言葉を何度も耳にしているはずの我々キリスト者も、むしろそれとは正反対のことばかりをしているのが偽らざる実態であろうと思われます。
その原因は、私たちの心に根深く巣食っている「敵意」にあります。私たちは敵意によって、敵と味方とを分けようとし、自分と相手との間に隔ての壁を作り上げようとする。そういった心の動きこそが、あらゆる次元における人間同士の平和を妨げてしまう根本的な原因となっているのです。敵意とは罪から生み出されたものであることをしっかりと覚えておく必要があります。
この2つの場面では、敵意に駆られた弟子たちの姿が描写されています。そんな彼らに対して主イエスは、「あなたがたに逆らわない者は、あなたがたの味方なのである」と諭され、そして悪をもって悪に報いることを禁じられました。なぜかと言えば、人間の敵意という罪を、主が十字架の上で自らの命を犠牲として引き受けてくださるからです。敵意にまみれた私たちを救い出し、赦しを与えるために、主は今まさにエルサレムへ向かおうとされている。あらゆる隔ての壁を打ち砕く主の奇しき救いが私たちには確かに与えられたのですから、その救いの恵みにお応えする生き方、すなわち主が弟子たちに対して教えられた生き方を少しずつでも具体的に実践していくのです。
※礼拝視聴にはパスワードが必要となります。お申し込みは こちら
画面内のフルスクリーンをクリックすると全画面になります。escキーで元に戻ります↑
Tweet
前 奏 − 愛するイエス − ブラームス
招 詞 ヨハネによる福音書 第10章16節
賛 美 21−309
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第99編
賛 美 21−358
分かち合い
賛 美 − 神の子イエスきみ − 聖 歌 隊
聖 書 ルカによる福音書 第9章49−56節 (新共同訳新約 124頁)
祈 祷
黙 想 − おお、汚れなき神の小羊よ − ツァハウ
説 教 「あなたがたに逆らわない者は、あなたがたの味方なのである」
藤巻 正悟 師
祈 祷
賛 美 21−298
献 金
感謝祈祷
賛 美 21−25
祝 祷 小野 慈美 師
後 奏
受難節に入り、説教壇のクロスが紫色となりました。
〒221-0804
神奈川県横浜市神奈川区栗田谷42-43
TEL 045-323-2967
FAX 045-323-3979