主日礼拝
6月15日(日) 午前10時30分より
説 教:「父の愛」
聖 書:ルカによる福音書15章11-24節
説教者:小野慈美師
きょうの聖書は、「放蕩息子のたとえ」と呼ばれますが、このたとえのテーマは「父の愛」です。
弟は家を離れ、すべてを失ったときに気が付きました。自分には帰るべき父の家がある。仮にすべてを失っても、「父の子」であるという事実は残る。ただし、自分は父を裏切ってしまったのだから、このままで父がうけいれてくれるはずがないと誤解していました。そこで、弟は、真剣な改心を示すことによって、父の愛を再び得ようとしたのです。しかし、彼は、父の愛を「再び」獲得する必要はありませんでした。なぜなら、父はずっと息子の帰りを待ち続けており、帰ってきただけで何の条件もつけずに大喜びで迎え入れたからです。
兄もまた、父は「良い子」を愛し、「悪い子」を愛さないはずだと誤解していました。だから、弟を無条件で受け入れることは筋が通らない、まじめに生きてきたことが無意味であるかのように感じてしまったのです。もちろん、真面目に生きることが悪いのではありません。ただ、その真面目さが何に基づいているのかということが肝心なのです。父から既に愛されていることに対する感謝と喜びの応答としてではなく、義務感や褒められたいという動機であれば、まじめさは重苦しくなります。神様も、自分がどれだけがんばったかで評価してくれると誤解していると深い喜びがなくなります。
その喜びの無さは、他人への軽蔑や裁きとして表れます。その冷たい態度は、他者に対する神の愛をはばむだけではなく、実は自分に対する神の愛をも拒んでいるのです。良い子であることが父の愛をいただく根拠だと考えるなら、平安はありません。なぜなら、どれだけ良い子であればよいのかがわからないからです。しかし、父の愛は、初めから与えられており、しかも無条件です。この父の愛を大胆に信じ受け容れ、父(なる神)が用意してくれた祝宴に加わりましょう。
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前 奏 − み神よ高き天よりみそなわして − J.Pachelbel
招 詞 箴言 第3章11−12節
賛 美 21−346
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第126編
賛 美 21−204
分かち合い
賛 美 − シャロンの花 − ジュニア聖歌隊
聖 書 ルカによる福音書 第15章11−24節 (新共同訳新約 139頁)
祈 祷
黙 想 − 神のみ言葉は − C.S.ラング
説 教 「父の愛」 小野 慈美 師
祈 祷
賛 美 21−433
献 金
感謝祈祷
賛 美 21−151(アーメン)
祝 祷 小野 慈美 師
後 奏
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