主日礼拝(創立66周年記念特別伝道礼拝)
9月21日(日) 午前10時30分より
説 教:「下から招く神 −共生の世界へ− 」
聖 書:ルカによる福音書19章1-10節
説教者:関田寛雄牧師
主イエスがエリコの町に来られた時、民衆から疎外され蔑視されていた徴税人ザアカイは背が低かったため、対抗意識もあって木の上に登り、上から主イエスを見ようとしていました。その木の下に立った主イエスはザアカイに「急いで降りて来なさい」と呼びかけられました。それはザアカイが物理的に降りることよりも、劣等感に苦しむザアカイに、比較の論理を脱して、創られたままを生きよ、との主イエスの招きでありました。罪深いザアカイは上に、主イエスは下に立つという、この構図に注目しましょう。主イエスは復活により天の神と共にある前に、先ず陰府の世界にまで降り、全ての死者に神の慈愛の支配をもたらして下さったのです。主は先ず私たちの足元におられるのです。
民衆による差別に苦しみ対向的に上昇志向を目指すザアカイに、主イエスは「急いで降りて来なさい」と下から招かれて、比較を超える創り主との交わりに生きることを促されました。
更に主イエスは「今日、あなたの家に泊まりたい」と言われます。エリコの町に主イエスのお宿はたくさんあった筈ですが、主はこのザアカイを選んで「泊まりたい」(正しくは「泊まらねばならない」)と言われます。それはエリコの町で「失われている」ザアカイを取りもどす(贖う)ためでありました。
この主イエスの恵みの選びの前にザアカイの心は砕かれ、「貧者」に対する「愛」が生まれ、「不正」に対する償いの「正義」が生まれました。ザアカイは「共生の世界」に生きる者とされました。「きょう、救いがこの家に来た」との主のお言葉の中に主御自身の喜びに溢れる思いを汲み取ることができます。
今日、個人としても社会としても「共に生きる世界」の再構築が何よりも大きな課題です。無条件の主の愛に応えてキリスト者としてまた教会としてこの課題に生きて参りましょう。
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前 奏 − ほめたたえよ、力強き主を − H.クロッツ
招 詞 イザヤ書 第45章22−23節a
賛 美 21−6
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第136編1−9節
賛 美 21−469(1,4,5節)
分かち合い
賛 美 − われら、神に感謝せん − 聖 歌 隊
聖 書 ルカによる福音書 第19章1−10節 (新共同訳新約 146頁)
祈 祷
黙 想 − メディテーション − Satkz
説 教 「下から招く神 −共生の世界へ− 」 関田 寛雄 牧師
祈 祷
賛 美 21−432
献 金
感謝祈祷
賛 美 21−202(1,3節)(アーメン)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
特別伝道礼拝/講演会
関田寛雄先生を招きして特別伝道礼拝並びに講演会を行いました。午後の講演会では、先生の軍国少年としての体験や戦後の様々な方たちとの出会いを通して、今日の教会・キリスト者が「平和を創りだす者」として、何を大切にしていかねばならないかをお話しくださいました。
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