主日礼拝
11月16日(日) 午前10時30分より
説 教:「キリストによる和解」
聖 書:コリントの信徒への手紙II 5章16-21節
説教者:小野慈美牧師
七五三は日本の伝統ですが、こどもの健やかな成長を願うのは親としての普遍的な素朴な思いです。教会でもその思いを尊重して、祝福式を行います。
親はたいてい我が子のために「良かれ」と思いながら、子育てをしています。しかし、聖書が語る「愛」とは、「自分が良いと思うことを押し付ける」ことではなく、「相手を理解しようと努める」ことです。そして相手の心を理解しながら、相手にとっての最善を願っていくことです。この意味での愛を欠いた正しさを振りかざすと、それは人を傷つけることになりかねません。聖書には「罪」という言葉が出てきますが、罪とは犯罪のことではなく、意図するとしないとにかかわらず、人を傷つけてしまうことだとも言うことができます。人間は正しさにおいて、罪を犯すのです。そしてこの種の罪には気付きにくいものです。
親は皆、一生懸命こどもを育てています。しかし、どの親にもエゴイズムがあります。「こどものため」と言いながら、心の深いところで、親自身の願望をこどもに投影したり、子どもに対する高い評価によって親も高い評価を得たいという思いを持ちがちです。また、こどもを自分の理想通りにしようとして、親の「良いと思うことをこどもに押し付けてしまう」こともしばしば起こります。しかし、こどもを親が満足するための道具にしてはならないのです。
このように、親は気づかずにこどもを傷つけてしまう。その意味では罪を犯しているのです。しかし使徒パウロは告げます。「神はキリストによって世を御自分と和解させ・・・罪と何のかかわりもない方を、神はわたしたちのために罪となさいました」(Ⅱコリント5:19-21)。気付かずに犯してしまう罪もキリストによって赦してくださる。それゆえに、不完全な親も赦していただき、神様の助けを祈り求めながら大切な命を育てていくことができます。キリストにあるなら、いつでもやり直せます。
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前 奏 - 刈り入れの主を - 蒔田尚昊
招 詞 詩編 第139編23-24節
賛 美 21-389
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第144編
賛 美 21-155
七五三祝福式
分かち合い
賛 美 - あしたに夕べに - ジュニア聖歌隊
聖 書 コリントの信徒への手紙Ⅱ 第5章16-21節 (新共同訳新約 331頁)
祈 祷
黙 想 - 主イエスよ、われらに - J.G.ヴァルター
説 教 「キリストによる和解」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21-475
献 金
感謝祈祷
賛 美 21-148(1,3節,頌栄)(アーメン)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
七五三祝福式がありました。13名のお子さんが祝福にあずかりました。
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