主日礼拝
11月23日(日) 午前10時30分より
説 教:「弱さの罪重ね」
聖 書:創世記37章1-11節、25-36節
説教者:小野慈美牧師
ヨセフは、12人兄弟の11番目でしたが、父ヤコブの偏愛を受けました。さらにヨセフは、家族が自分を礼拝するようになるという意味の夢を見ました。旧約の時代、夢は、神の意志を示す手段と考えられていましたので、兄たちの怒りはピークに達しました。そのため、ヨセフはエジプトに奴隷として売られます。兄たちはヨセフが野獣に食われたかのように演出をし、父ヤコブをだましました。
父ヤコブのヨセフへの偏愛が元の原因です。しかし兄たちは重大な二つの罪を犯しました。第一の罪は神への挑戦です。「彼の夢がどうなるか見よう」(20)とは、「神様、夢によると私たちはヨセフをおがむことになるそうですが、これでもそのとおりになりますかね」という意味です。神が人をどのようにお用いになるかは神の自由に属することです。人はそれぞれ、その人の生きる舞台を与えられており、神はその舞台を尊重しておられます。人を妬むということは、自分の生きる舞台を軽蔑するということにつながります。自分の舞台を軽蔑すれば、ねたみは増幅していき、不幸感が増すのです。
第二の罪は、神と人を偽ったことです。神は、正直に罪を認め悔い改める者に対しては、驚くほど寛大であられます。神は、失敗そのものよりも、失敗を隠すことを問題になさるのです。一度、罪の隠蔽が始まれば、次々に嘘を積み重ねていかねばならなくなり、生ける神との潔い交わりが妨げられ、内面的な喜びは失われてしまいます。神と人との間に自分から壁を作ることになるのです。
兄たちの妬みの罪により、ヨセフはエジプトに売られてゆきました。しかし驚くべきことに、これが神の救いのみわざの第一歩となっていきます。やがて兄たちは知ることになります。「自分たちの罪の行いにもかかわらず、神は自分たちを救うためにあの過ちをもお用いになったのだ」と。人間は弱さ・愚かさのゆえに、罪を重ねていきます。しかし、その人間の罪を何とかして赦し、救おうという神の御心は揺らぐことはありません。人は自分の罪のための苦しみを味わわねばなりません。しかし、神の慈しみは罪を覆うのです。ですから、わたしたちも人間の罪の現実だけに心を支配されることなく、神の前で悔い改め、罪の現実の中にもなお働いてくださる神をみあげてまいりましょう。
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前 奏 - イエスよ、わが喜び - J.Sバッハ
招 詞 詩編 第100編1-3節
賛 美 21-389
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第145編
賛 美 21-404
分かち合い
賛 美 - イエスきみはいとうるわし -
聖 歌 隊
聖 書 創世記 第37章1-11節 (新共同訳旧約 63頁)
創世記 第37章25-36節 (新共同訳旧約 65頁)
祈 祷
黙 想 - わが固き望み - J.S.バッハ
説 教 「弱さの罪重ね」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21-449
献 金
感謝祈祷
賛 美 21-148(1,3節,頌栄)(アーメン)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
<日本バプテスト同盟「開拓伝道の日」>
日本バプテスト同盟では毎年、アドベントの前週の主日を「開拓伝道の日」として定めています。全国にある13個所の伝道所・集会所の働きを覚えて祈りましょう。
教会学校では収穫感謝礼拝を行い、捧げられた野菜、果物を献げられたものは、中区寿町にあるNPO法人「さなぎの家」にお届けしました。
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