主日礼拝
9月20日(日) 午前10時30分より
説 教:「人間の愚かさを包む神」
聖 書:使徒言行録15章36節-16章5節
説教者:小野慈美牧師
バルナバとパウロはアンティオキアの教会から派遣され、第一回目の伝道旅行に出かけます(使徒13:4)。このとき「マルコと呼ばれるヨハネ」(12:12,24)を連れていきました(13:5)。彼はバルナバのいとこでした。ところが、ヨハネは伝道旅行の途中で、エルサレムの自分の家に帰ってしまいました(使徒13:13)。
第二回目の伝道旅行に出かけようという段になって、バルナバはいとこのマルコを連れて行きたいと主張しました。それに対し、パウロは激しく反対し、結局、たもとを分かつことになりました。バルナバとマルコはこの後、使徒言行録から消えます。しかし、ここから神様の不思議なみわざが始まります。パウロはシラスさらにはテモテという同労者を与えられます。当初は小アジアの諸教会を再訪問する予定だったのですが、結果としてヨーロッパへ宣教が拡大されました(使徒16:6-10)。また、驚くべきことに、後にマルコはパウロの協力者として働くようになったのです。「わたしの協力者たち、マルコ、アリスタルコ、デマス、ルカからもよろしくとのことです」(フィレモン1:24)。さらに「マルコを連れてきてください。彼はわたしの務めをよく助けてくれるからです」(IIテモテ4:11)という評価をさえ受けています。
人間の決裂という出来事全体を神は深い配慮で包まれたのです。神はパウロとバルナバの両方を二人の意図とは全く違った仕方で用いられ、結果として、マルコを生かし、また宣教の拡大へと導かれたのです。
「神を愛する者たち、つまり、ご計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。」(ローマ8:28)
「神を愛する者」、つまり、神に従おうとする者のためには、人間の不十分さや愚かさをさえ神が用いてくださるのです。わたしたちは神だけが正しいお方であることを忘れてはなりません。そのとき、人間の愚かさや、ときには失敗にもかかわらず、神が包んでくださる。最終的に正しいのは自分ではないことを謙虚にわきまえつつ神の御心がなることを真剣に祈り求めるときに、神が働いてくださいます。
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前 奏 - 祈り - F.Boëly
招 詞 詩編 第103編8-9節
賛 美 21-202
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第47編
賛 美 21-516
分かち合い
賛 美 - キリストの愛で - ジュニア聖歌隊
聖 書 使徒言行録 第15章36節-16章5節 (新共同訳新約 244頁)
祈 祷
黙 想 - 『オルガニスト』よりアンダンティーノ - C.フランク
説 教 「人間の愚かさを包む神」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21-394
献 金
感謝祈祷
賛 美 21-92(アーメン)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
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