アドベント第1主日礼拝
11月27日(日) 午前10時30分より
説 教:「希望の光をともそう」
聖 書:イザヤ書40章1-11節
説教者:小野慈美牧師
主イエスが、十字架につき、復活し、天に帰られたとき、再び来られるという約束をなさいました。この「再臨」に対して、クリスマスのことを「初臨」といいます。ですから、アドベントとは、クリスマスのときに初めてこの世に来られたお方が再び来られることを待ち望むときです。
紀元前587年、イスラエルはバビロニアという国に滅ぼされ、主だった人たちは、バビロニアの都バビロンに捕虜として連れていかれました。この出来事をバビロン捕囚といいます。当時は、イスラエルが敗北したことは、イスラエルの神ヤハウェがバビロニアの神に敗れたことを意味しました。ヤハウェの神への信仰は冷め、希望を失いかけた人々に対して、預言者は40章の言葉を語りました。
預言者は、イスラエルがこのような苦難にあっているのは、わたしたちの神ヤハウェが敗れたからなのではない。ヤハウェはイスラエル民族だけの神ではなく、全世界の創造者であるからこそ、イスラエルを裁くこともおできになるのだ。だから、神に立ち返りなさい。神はわたしたちを見捨てられたのではない。そして、希望を失いかけていた人々に希望を語ったのです。「慰めよ、わたしの民を慰めよとあなたたちの神は言われる。エルサレムの心に語りかけ彼女に呼びかけよ。苦役の時は今や満ち、彼女の咎は償われた、と。罪のすべてに倍する報いを主の御手から受けた、と」(イザヤ40:1-2)。
結果的には、バビロン捕囚から50年後、新しく起こったペルシャ王キュロスがバビロニアを征服し、紀元前538年に、捕虜となっていたイスラエルの民を解放しました。
私たちもバビロン捕囚のときのイスラエルの民のような状態に陥ることがあります。つまり何も変化が起こらないかに見える状況に疲れてしまい、あきらめや、愚痴や、失望がわたしたちの心を支配する誘惑にかられます。しかし、事が起こったときだけ神が働かれるのではなく、神は絶えず働いておられわたしたちを心にかけていてくださるのです。だから、今の状況がどんなに困難でも希望を失ってはいけない。神の愛と正義の御支配が貫かれるのです。それはイエス・キリストの十字架と復活によって、既に成就している。そして主の再臨によってその完成を見るのです。
愛の主が既に来てくださったこと、そして、再び来られると約束してくださっているということが希望の根拠です。希望の光をともしましょう。この光があなた自身をそして世界をも変えるのです。
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前 奏 - いざ来ませ、異邦人の救い主よ - J.S.バッハ
招 詞 イザヤ書 第9章1節
賛 美 21-231
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第24編
賛 美 - よきたより告げよ民に - 聖 歌 隊
分かち合い
賛 美 21-229(1,2,5節)
聖 書 イザヤ書 第40章1-11節 (新共同訳旧約 1,123頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「希望の光をともそう」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21-241
献 金
感謝祈祷
賛 美 21-88(アーメン)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
<アドベント(待降節)>
11月30日に最も近い主日からクリスマスまでをアドベントと言います。語源は「到来」を意味するラテン語“Adventus”で、この期間は主イエスの降誕を待ち望むと共に、主が再びこの世に来られる終末に向け、信仰の姿勢を整えることが求められます。
<教会・伝道所・集会所を覚える日>
日本バプテスト同盟では今年度、11月27日を「教会・伝道所・集会所を覚える日」と定めました。バプテスト同盟の群れとして互いに支え合い、その働きを覚えて祈りましょう。また経済的理由で総会へ代員を送れないとの声に対し、総会参加支援募金を実施します。昨年は13教会を支援することができました。ご協力をお願いいたします。
第11回クリスマスコンサート
11月27日(日) 午後1時より2時
11月27日(日)の午後、キッズクワイア・ジュニア聖歌隊、聖歌隊、オルガニストにより、第11回クリスマスコンサートが行われました。113名の参加者に恵まれ、賛美の歌声をお届けすると共に、会衆の皆さんと楽しい時間を過ごすことができました。
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