主日礼拝・成人祝福式
1月14日(日) 午前10時30分より
メッセージ:「ハプニングも神のわざ」
聖 書:ルカによる福音書 8章40節-56節
説教者:小野慈美牧師
「死にかけている娘を助けてほしい」という会堂長ヤイロの求めに応じ、主イエスはすぐに彼の家に向かいました。その途中でハプニングが起こりました。12年間出血の止まらない女性が主イエスの服に触れて癒されたのです。そのために主イエスは時間を取られました。一刻も早く帰りたいヤイロにとっては迷惑なことでした。しかし、ヤイロの最も恐れていたことが起こります。家から使いが来て「お嬢さんは亡くなりました。この上、先生を煩わすことはありません」(49)と告げたのです。ヤイロはあきらめて、主イエスに帰っていただくこともできました。しかしヤイロは、「恐れることはない。ただ信じなさい。そうすれば、娘は救われる」(50)との主イエスの言葉に信頼したのです。
よく考えてみると、ここで奇妙な逆転が起こっています。今までは、ヤイロが主イエスを自分の家にお連れしようと案内していましたが、ハプニングが起きて、彼の願ったシナリオが崩れてしまってからは、主イエスがヤイロを促して家に向かっておられます。つまり、人間の思惑ではなく主イエスの言葉が主導しているということです。ヤイロの家に着くと、主イエスは人々のあざけりの中で、娘のところに向かいます。そして、「娘の手を取り、『娘よ、起きなさい』」(54)と宣言なさいました。すると娘は起き上がりました。少女は仮死状態であったのだと説明する人もいます。しかし主イエスの言葉が無ければ、このことは起こりませんでした。主イエスの言葉に力があったのです。
ハプニングが起こり、人間が思い描いたシナリオが突然崩れてしまうことがあります。娘が死んで、イエス様に対する始めの願いがもはや無意味になったとき、「恐れることはない。ただ信じなさい」との言葉によって、ヤイロは主イエスに対する信頼を呼び覚まされました。そして、主イエスの言葉を信頼してついて行ったとき、人間の思いを超えた神のみわざがなされたのです。
イエス様を信じれば、あらゆる病気は癒され、死んだ者も生き返るということなのではありません。「助けてください」と祈っても、願い通りにならないことがあります。しかし、わたしたちは死が終わりでないことを知っています(「わたしを信じる者は死んでも生きる」ヨハネ11:25)。ですから「恐れるな、信じなさい。そうすれば、あなたも娘も救われる」との言葉は復活の命の約束でもあるのです。
画面内のフルスクリーンをクリックすると全画面になります。escキーで元に戻ります↑
Tweet
前 奏 - シメオンの賛歌 - J.S.バッハ
招 詞 イザヤ書 第43章19節
賛 美 21-59 この地を造られた
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第11編
賛 美 - シメオンの歌 - 聖 歌 隊
成人祝福式
分かち合い
賛 美 21-145 全地よ、主に歌えよ
聖 書 ルカによる福音書 第8章40節-56節 (新共同訳新約120頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「ハプニングも神のわざ」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21-532 やすかれ、わがこころよ
献 金
感謝祈祷
賛 美 21-452(アーメン) 神は私を救い出された
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
礼拝の中で、成人祝福式がありました。
礼拝後、JOCS(日本キリスト教海外医療協力会)ワーカーの山内氏による報告がありました。
〒221-0804
神奈川県横浜市神奈川区栗田谷42-43
TEL 045-323-2967
FAX 045-323-3979