主日礼拝
5月13日(日) 午前10時30分より
メッセージ:「改ざんされない約束」
聖 書:ルカによる福音書11章5-13節
説教者:小野慈美牧師
(1)たとえ(5-8):旅人が夜遅く町に着いた。旅人は友人を訪ねたが食べものがない。そこで、友人はパンのありそうな知人に助けを求めた。最初は断られたが、しつように頼んだところ、応じてくれた、というものです。「しつように頼めば」とは、神を祈り倒すまでにしつこく祈れということではない。すぐに希望通りの答えが与えられないときに、神に信頼することをやめてしまうのではなく、信頼して祈り続けなさいという励ましです。また友人の必要のためのとりなしの祈りの勧めでもあります。
(2)「求めよ、さらば与えられん。尋ねよ、さらば見出さん。門を叩け、さらば開かれん」(9節、文語訳)がたとえに続きます。でも実際には、「求めても与えられない、捜しても見出せない、門を叩いても開けて貰えない、ということもあるではないか。逆に、祈らなくても思いどおりになることもある。祈りは無意味なのではないか。」こういう問いが頭をもたげます。一般的には、願いが思い通りに実現するときに「祈りが聞かれた」と言い、思い通りにならなければ、「聞かれなかった」と言います。しかし、主イエスが教えておられる祈りとは、神様との交わり・対話です。人間の勝手な要求を一方的に押しつけることではなく、神様の御意志をお聞きする手段です。そのことがわかれば、しきりに祈り求めれば必ず与えられるということの意味も変わってきます。
つまり、祈りは、神様に届いているという意味では、いつでも聞かれているのです。ただし、神様がどうお応えになるかを人間が支配することはできません。だから、願いが思い通りに実現しないときに、祈りが神様に届かなかったと考える必要はありません。神様の御心ではなかったのかもしれないし、もっと別の神様の最善が用意されているのかもしれない。願いがそのまま実現しなくても、神様は必ず聞いていてくださるのだから、さらに神に信頼し続けることができるのです。
(3)聖霊を与えてくださる約束(13):これは、聖霊が真理に導いてくださるという約束です。「真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる」(ヨハネ16:13)。その真理とは「神がわたしたちを愛しておられること、神が共におられること」です。これは決して改ざんされない約束です。このことさえわかれば、たとえ現実的な苦しみが無くならなくても、願望がかなわなくても、絶望しないで生きることができます。聖霊が、あなたを包み導いてくださいますように。
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前 奏 - 来たれ聖霊、わが主 - F.W.ツァハウ
招 詞 詩編 第34編9-10節
賛 美 21-18 「心を高くあげよ!」
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第102編13-19節
賛 美 - たたえよ聖霊を - 聖 歌 隊
分かち合い
賛 美 21-341 来たれ聖霊、わが主
聖 書 ルカによる福音書 第11章5-13節 (新共同訳新約127頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「改ざんされない約束」 小野 慈美 牧師
祈 祷
任 職 式 教会音楽奉仕者
賛 美 21-343 聖霊よ、降りて
献 金
感謝祈祷
賛 美 21-345(アーメン) 聖霊の力にあふれて
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
礼拝内で教会音楽奉仕者の任職式がありました。
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