主日礼拝
6月17日(日) 午前10時30分より
メッセージ:「権威の正しい使い方」
聖 書:マタイによる福音書20章20-28節
説教者:小野慈美牧師
1)こどもは親の所有物ではない。
「ゼベダイの息子たちの母親」(20)は、イエスの母マリアの姉妹だったと考えられるので、彼女の「二人の息子」のヤコブとヨハネは主イエスの従兄弟ということになります。主イエスと特別な関係にあったので、「王座にお着きになるとき、この二人の息子が、一人はあなたの右に、もう一人は左に座れるとおっしゃってください」と、他の弟子のいる前でお墨付きを得たいと考えたわけです。
子育ては親の老後の保障のため?こどもへの教育は投資?そうであれば投資に見合った成果がなければ意味がないと考えてしまいます。親は、「我が子のため」というつもりであっても、実は親自身が優越感を味わうため、あるいは子どもを親の自己実現の手段としているかもしれません。つまり、結局は親のエゴのためで、こどもを独立した人格として見ていないことになります。こどもがどう評価されるかで親自身も評価されると思えば、誇ったり、おちこんだりします。親自身の満足のために、子どもを利用してはならないのです。
2)正しい権威の使い方
他の10人の弟子たちも、高い地位につき人々を支配することが価値あることと考えていました。それに対して、主イエスは逆説的なことを言われました。「異邦人の間では支配者たちが民を支配し、偉い人たちが権力を振るっている。しかし、…あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、いちばん上になりたい者は、皆の僕になりなさい。人の子が、仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのと同じように」(25-28)。
権威ある立場の者が、思いのままに力づくで支配しようとするのが権力の乱用です。権威を正しく使うために必要なのは信頼であり、信頼がないのに、相手を従わせようとすると、権力を振るうようになるのです。これは親や、組織の管理職にも当てはまります。大声を出したり、威圧的な態度で、反論を許さない空気を造り出す。これが度を越えるとパワハラになり、夫婦の間ではDVになります。
主イエスは、弟子たちを叱ったことも少なからずありました。しかし、弟子たちは主イエスから愛されていることを知っており、主イエスを信頼していたからこそ、厳しい言葉も受け入れたのです。
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前 奏 - 恵み深い主に感謝せよ - D.ブクステフーデ
招 詞 詩編 第119編147-149節
賛 美 21-53 神のみ言葉は
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第107編1-9節
賛 美 - 小さなかごに - ジュニア聖歌隊
分かち合い
賛 美 21-354 天の神、祈ります
聖 書 マタイによる福音書 第20章20-28節(新共同訳新約 39頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「権威の正しい使い方」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21-512 主よ、献げます
献 金
感謝祈祷
賛 美 21-536(1,2節)(アーメン)み恵を受けた今は
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
礼拝後、AED講習会が行われました。
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