主日礼拝
10月14日(日) 午前10時30分より
メッセージ:「仕える幸い」
聖 書:マルコによる福音書10章35-45節
説教者:小野慈美牧師
1884年(明治17年)10月6日に横浜バプテスト神学校が設立されました。そのため、日本バプテスト同盟では、10月の第二週を「神学校を覚える日」と定めています。横浜バプテスト神学校の初代校長となったのが、ベネット宣教師でした。
ベネットは日本人からたいへん慕われたのですが、その理由を高野進先生がこう書いておられます。
「ベネットには、それまでの日本人の指導者にないものがあったのではないか。日本人の指導者は、庶民に対して自己の権威、権力、優越を誇示してきた。しかし、ベネットは神学校の校長として、優れた学識の持ち主であったのに、むしろ僕として人々に仕える生き方をした。ベネットは、僕としてこの世に来られたイエス・キリストにならう者として、同じように僕として日本に来て、日本人に仕えた。」外国人墓地にある彼の墓には“He lived to serve”(彼は仕えるために生きた)と刻まれています。
彼の生き方の原点は、以下のイエス様の言葉だったでありましょう。
「異邦人の間では、支配者と見なされている人々が民を支配し、偉い人たちが権力を振るっている。しかし、…あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、…すべての人の僕になりなさい。人の子は仕えられるためではなく仕えるために…来たのである」(マルコ10:42-45)。
イエス様がわたしたちに仕えてくださった。そしてそのイエス様が、仕えなさいと言われました。それは、かわいそうな人、自分よりも立場が下の人に対して、上から目線で何かをやってあげるというのとは全く違います。どの人も神に創られた大切な存在だから「仕える」ことができるのです。
しかしそこには戦いがあります。彼が作詞した讃美歌21-496「静けき夕べの」の3節「ひごとわがなす愛のわざをも、人に知らさず、隠したまえや」は実に深い祈りの言葉です。自分の愛の業を吹聴し、見せびらかしたくなる。そういう誘惑があったことを彼は素直に認めています。ベネットは、自分が偉くなりたい、賞賛をうけたい、という誘惑を知っていたからこそ、この祈りを祈りつつ生きたのです。
私たちも、イエス・キリストに愛されることによって、仕える心を与えられます。それは、自己満足や見返りとして人からの賞賛を求めるからではなく、仕えること自体を喜びとする心です。
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前 奏 - 大いに喜べ、おお、わが魂よ - A.ハイラー
招 詞 ヨハネによる福音書 第15章16-17節
賛 美 21-13(1,3,6節) みつかいとともに
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第146編
賛 美 - 聖日の朝 - 聖 歌 隊
献 児 式
分かち合い
賛 美 21-140 (1,3,4節)み神のすまいは
聖 書 マルコによる福音書 第10章35-45節 (新共同訳新約 82頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「仕える幸い」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21-98 みどりの牧場に
献 金
感謝祈祷
賛 美 21-50(アーメン)みことばもて主よ
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
礼拝の中で献児式がありました。
<学校・協力団体を覚える日>
日本バプテスト同盟では、10月第2主日を「学校・協力団体を覚える日」としています。学校・神学校の働きと学生・教職員を覚え、また全国各地の協力団体を覚え、祈りを合わせましょう。
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