8月25日 午前10時30分より(教会学校担当礼拝)
メッセージ:「キリストの平和」
聖書:コロサイの信徒への手紙3章12-17節
説教者:小野慈美牧師
普通、戦争とは武器を取って戦うことを言います。そして戦争が終われば平和になったと言います。しかし、武器による戦争をしていないときも、戦争は起こっています。たとえば、貿易戦争です。自分の国にだけ都合の良い仕組みを作ろうとして、争いが起こり、武器で戦う戦争に発展することが少なくないのです。
あらゆる戦争は人間の心の中で起こります。平和を壊し戦争を起こす敵は、二つの心です。
①自己中心:自分さえ良ければよい、自分だけが正しいという態度。
②復讐心:いやなことをされたとき、仕返しをしないと気が済まないという態度。
イエス様はこう言われました。「立って祈るとき、だれかに対して何か恨みに思うことがあれば、赦してあげなさい。そうすれば、あなたがたの天の父も、あなたがたの過ちを赦してくださる」(マルコ11:25)。
私たちは、誰かを赦すとき、たいてい「自分は正しくて、相手が間違っている。でも、相手を赦してやるんだ」と考えがちです。つまり、赦しを上から目線で理解しています。赦すということにおいてさえも、自己中心になってしまいがちなのです。
ですから、わたしたちが誰かを赦すというときには、次の言葉を忘れてはなりません。
「互いに忍び合い、責めるべきことがあっても、赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたも同じようにしなさい」(コロサイ3:13)。つまり、自分だけが正しいと思っていてはいけない。自分も神様に赦していただかなければならないことがたくさんあることを忘れてはならないということです。個人間でも国家間でも、復讐心を正当化するのは自己中心なのです。平和を壊す敵は、他の誰かではなく、わたしたちの心の中にあります。その敵はてごわくて自分で追い出そうとしても、なかなか出て行ってくれません。他の何かで、心の中が満たされる必要があります。それが、キリストの平和であり、キリストの赦しです。「キリストの平和があなたがたの心を支配するようにしなさい」(コロサイ3:15)。
私たちの心をキリストの平和とゆるしで満たしていただくために、こどもさんびか34番を心込めて歌いましょう。「キリストの平和(ゆるし)が私たちの心のすみずみにまで、ゆきわたりますように」。
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前 奏
招 詞 マタイによる福音書 第5章9節
賛 美 主はわたしの力
主の祈り 93-5B
賛 美 とびだすイエスさま キッズクワイア
分かち合い
賛 美 花も
聖 書 コロサイの信徒への手紙 第3章12-17節(新共同訳新約 371頁)
祈 祷
黙 想 主はあなたを恵みて守り ジュニア聖歌隊
説 教 「キリストの平和」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 こどもさんびか124(讃美歌21-484) 愛の主イェスは
献 金
感謝祈祷
賛 美 キリストの平和(光、命)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
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