1月5日 午前10時30分より
メッセージ:「決してあなたを見捨てない」
聖書:ヘブライ人への手紙13章1節-8節
説教者:小野慈美牧師
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「金銭に執着しない生活をし、今持っているもので満足しなさい。神御自身、『わたしは、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない』と言われました。」(ヘブライ13:5)
「金銭に執着しない」ことを、経済(金銭)に関心を持つことが悪いことのように理解するのは間違いです。私たちは肉体を持って生きていますから、その生活を大切にすることもきわめて信仰的なことです。問題は執着するということです。金銭に限らず、何かに執着すると、執着しているものの奴隷となるのです。
地上の衣食住も大切にしつつ、最終的なよりどころを神様の約束に置くことを忘れてはならないのです。それは、「わたしは、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない」という約束です。この言葉は、申命記31:8とヨシュア記1:5に出てくる言葉で、モーセの後継者であるヨシュアに与えられた約束です。「決して」という言葉が繰り返されているのは、人生には、神が離れてしまったかのように、神に置き去りにされてしまったかのように感じることがあるからです。特に、神に従おうとしているのに、神に裏切られるような思いにとらわれることがあるからです。そのときに、「決して」ということを忘れてはならないのです。確かに、神に従った結果、表面的には苦しい経験をすることもあるかもしれません。しかし、後になってわかることがあります。「あのとき、神の導きに従わなかったら、きっと悔やんでいただろうな。判断ミスをしなくて良かった」と。神の御心は、永遠という層において、いつも私たちに最善を意図しておられるのです。
新しい年を迎えて、この先自分はどうなっていくのだろうと不安をかかえておられる方に対しても、この約束が与えられています。神は信頼する者を裏切ることはなさらない。神は最善をなして下さる。その最善は、自分が思い描いた理想とは違うかもしれない。しかし、神は、私たちの置かれた状況に、常に共にいてくださり、そのとき、そのとき、時宜に適った導きを与えてくださるのです。
また、年を取るということは、社会的に自分の存在の意義を感じられなくなる、あるいは、そのように感じさせられるという意味で寂しいことです。また、同年代の親しい友との別れを毎年のように経験していくという点でも寂しいことです。この世の役割や人との別れは避けられませんが、神との別れは決して無いのです。なぜなら、「わたしは、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない」との約束は信じるに値するからです。
前 奏 - あかつきの空の美しい星よ - D.ブクステフーデ
招 詞 詩編 100編1-2節
賛 美 17 聖なる主の美しさと
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第15編
賛 美 - たたえよ、王なるわれらの神を - 聖 歌 隊
分かち合い
賛 美 14 たたえよ、王なるわれらの神を
聖 書 ヘブライ人への手紙 第13章1-8節 (新共同訳新約 418頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「決してあなたを見捨てない」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 152(1,3,4節) みめぐみふかき主に
献 金
感謝祈祷
聖 餐 式 賛 美 80 今 与えられる
聖書朗読と感謝祈祷
配 餐
賛 美 主イエスはきずな
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
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