2月2日 午前10時30分より
メッセージ:「捨てられたものの中にある宝」
聖書:ルカによる福音書20章9節-19節
説教者:小野慈美牧師
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「ぶどう園の主人」は父なる神、「ぶどう園」はイスラエルの民、「農夫たち」はイスラエルの指導者たち、「僕」は神の預言者、主人の「息子」は主イエスのこと。父なる神は、イスラエルが選ばれた民としての実を結ぶようにと期待し、たびたび預言者をつかわしたのだが、民は預言者の言葉を拒否し、迫害した。それでも神は忍耐強く語り掛け、最後にはひとり子のイエス・キリストを送ったのだが、イスラエルは主イエスを殺す。そこで、神は選びの民としての恵みをイスラエルから奪いとり、他の人々つまり異邦人にお与えになる。
<使徒たちのイエス理解>
『家を建てる者の捨てた石、これが隅の親石となった』(17)は、詩編118:22の引用であり、初代教会が主イエスの十字架と復活を意味する預言として、よく用いました。使徒3章で、ペテロが足の不自由な人を癒したことについて、「何の権威であんなことをしたのか」と尋ねられたとき、ペテロは答えました。「この人が良くなって、皆さんの前に立っているのは、あなたがたが十字架につけて殺し、神が死者の中から復活させられたあのナザレの人、イエス・キリストの名によるものです。この方こそ、『あなたがた家を建てる者に捨てられたが、隅の親石となった石』です」(使徒4:10-11)。十字架につけられ捨てられた石である主イエスを神はよみがえらせ、異邦人をも含む新しいイスラエル、新しい霊的神殿を建設するための「隅の親石」としたのです。
<捨てられたものの中にある宝>
「主は、人々からは見捨てられたのですが、神にとっては選ばれた、尊い、生きた石なのです。あなたがた自身も生きた石として用いられ、霊的な家に造り上げられるようにしなさい。そして聖なる祭司となって神に喜ばれる霊的ないけにえを、イエス・キリストを通して献げなさい」(1ペトロ2:4-5)。
私たちも気づかずに神様が大切にしているものを自分の価値観に合わないからと言って捨てているかもしれません。また自分自身を自分でダメだと判断してしまっているかもしれません。しかし、神様は、私たちが捨ててしまったもの、捨ててしまいそうになるものの中にこそ宝があるのだと言われます。いいえ、あなたの存在こそが宝であり、キリストのからだを形作る大切な一つの石として用いられるのです。主イエスが捨てられたのは、宝であるあなたが捨てられないためだったのです。
前 奏 - 全地よ、主に向かい - Satkz
招 詞 ガラテヤの信徒への手紙 3章28節
賛 美 59(1,2,5節) この地を造られた
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第112編
賛 美 - おどり出る姿で - 聖 歌 隊
分かち合い
賛 美 290(1,2,4,5節) おどりでる姿で
聖 書 ルカによる福音書 第20章9-19節 (新共同訳新約 149頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「捨てられたものの中にある宝」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 504(1,3,4節) 主よ、み手もて
献 金
感謝祈祷
聖 餐 式 賛 美 72(1,2,3節) まごころもて
聖書朗読と感謝祈祷
配 餐
賛 美 神はあなたと共にいる
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
【バプテストデー】
1873年(明治6年)2月7日、ネイサン・ブラウン、ジョナサン・ゴーブル宣教師夫妻がアメリカ北部バプテスト伝道協会から派遣されて横浜に到着、日本での宣教活動が本格的に幕を開けました。日本におけるバプテスト派の宣教開始を記念して、日本バプテスト同盟では2月の第1主日を「バプテストデー」と定めています。
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