横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

5月10日　午前10時30分より
メッセージ：「神様にはあなたが必要です」
聖書：ヨハネによる福音書21章15-19節
説教者：小野慈美牧師

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＜ペテロの裏切り＞
イエス様は、十字架につかれる前の晩弟子達に言われました。「あなたがたは皆私につまずく」。つまずくとは、裏切るということです。それに対してペテロが「たとえ、みんながつまずいても、私はつまずきません」と豪語すると、イエス様はさらに「あなたは、今日、今夜、鶏が二度鳴く前に、三度私のことを知らないと言うだろう」と予告なさいました。ペテロは言い返します。「たとえ、御一緒に死なねばならなくなっても、あなたのことを知らないなどとは決して申しません」(マルコ14:27‐31)。ところが、その後主イエスが逮捕され裁判を受けているとき、ペテロは人々から「イエスの弟子だろう」と問われると、「イエス様を知らない」と三度繰り返してしまったのです。
＜裏切りの赦しと交わりの回復＞
復活なさった主イエスは、ペテロに「あなたは私を愛するか」と三度問うておられます。ペテロが三度イエス様を知らないと言ったことと無関係ではありません。しかし、それは、ペテロが三度否定したことへの当てつけなのではなく、ペテロの心の重荷を取り除くためでした。イエス様がペテロの心を確かめる必要があったから尋ねたのではなく、裏切りにもかかわらずイエス様がペテロを赦し愛しておられることを繰り返し伝えるためだったのです。「私を愛するか」という問いは、このように言い換えられます。「私は既にあなたを赦し、愛しているよ。私の愛を受け容れてくれるかい」。
＜新しい使命＞
裏切りを赦されただけでも思いがけないことでしたが、ペテロはさらに、「私の羊を飼いなさい」という使命を与えられました。羊とは教会の人々のことです。「今のあなたは、赦されたことの喜び、愛されていることの感謝がよくわかるだろう。そのことを人々に伝えてほしい。最後の晩餐の時の勇ましいあなたではなく、今のあなたをこそ、私は用いたい。今のあなたにこそ、私の羊を託したい」。
＜私たちへの招き＞
　今、私たちに対しても、主は言われます。「あなたも罪赦されている。そして、罪赦されたことを知ったあなたを、私の愛の担い手として用いたい」。今このときにできることは何でしょうか。①とりなしの祈りをする。②電話をかける。③メールや手紙を書く。特に、相手が過去にいろいろあって気まずい関係になっている人だとしたら、あなたから動くのです。それは、気まずい思いをしていたペテロに、主イエスから交わりの回復の機会を与えてくださったのと同じです。もちろん、私たちがイエス様になれるということではありません。また、上から目線で、「自分から歩み寄ってやるのだ」という態度であってもならない。イエス様が私に歩み寄ってくださり、私を赦し愛してくださった。その愛に押し出されて動くのです。主イエスの愛をお届けするのです。この暗い、混乱した世界に愛を届けるために神様はあなたを必要としておられます。「あの人に私の愛を届けることができるのは、あの人のために祈ることができるのは、世界であなたしかいない。だから、私にはあなたが必要なのだ。」

前　　　奏　　　　－ み言葉をください －　Satkz
招　　　詞　　　　コロサイ 第３章１６－１７節
賛　　　美　　　　５８ み言葉をください
主の祈り　　　
聖　　　書　　　　ヨハネによる福音書 第２１章１５－１７節　（新共同訳新約 211頁）
祈　　　祷
黙　　　想
説　　　教　　　　「神様にはあなたが必要です」　　　　　　　　小野 慈美 牧師
祈　　　祷
賛　　　美　　　　５１２ (１，２，４) 主よ献げます
献　　　金
感謝祈祷
賛　　　美　　　　2020年主題讃美歌　神はあなたと共にいる
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小野 慈美 牧師
後　　　奏
分かち合い
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招詞:｢キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、諭し合い、詩編と賛歌と霊的な歌により、感謝して心から神をほめたたえなさい。そして、何を話すにせよ、行うにせよ、すべてを主イエスの名によって行い、イエスによって、父である神に感謝しなさい。｣(ｺﾛｻｲ3:16-17)

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