横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

6月28日　午前11時より
メッセージ：「永遠の命とは不死のこと？」
聖書：ヨハネによる福音書3章16－21節
説教者：小野慈美牧師

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＜永遠の命とは神との交わり＞「永遠の」と訳されているギリシャ語の言葉は、いつまでも続くという意味でも用いられますが、ここでは、「始まりも終わりもない、時間を超越している」ことです。「永遠の命」とは時間を超えた「神との交わり」です。だから、この地上で生きているときに既に、永遠の命は始まっており、死によっても奪われることもないのです。
＜永遠の命を得るためには＞隠しておきたい部分も明らかにされることを受け容れ、向き合うことです。「光が世に来たのに、人々は…闇の方を好んだ」(19)。｢光｣は主イエスのことです。隠そうとすれば、闇を好み、神との交わりが妨げられます。しかし、神は懲らしめるために「明るみに出す」(20)のではありません。人間には救いが必要であり、キリストの十字架による赦しという救いがすでに提供されていることを知らせるために闇を照らすのです。
＜一人も失いたくない神の愛＞｢一人も滅びないで｣(16)とは、｢一人も失わないで｣とも訳せます。神に創られ愛されていることを、知らないまま、あるいは信じられないまま生きていくのは「神との交わり」が失われていることです。愛は強制できません。神は人間をお創りになったときに、神の愛を拒む自由をもお与えになりました。その結果、人間は神の愛を裏切る。しかし、それでも神は愛する者を失いたくない。その究極が独り子を世に遣わされたということです。
＜裁き＞神は「一人も滅びない」ことを望んでおられるのに「信じない者は既に裁かれている」(18)とあります。「裁き」と訳されているギリシャ語は「分ける」、「区別する」です。神の愛はすべての人に与えられていますが、その愛を受け入れるか否かという態度の「区別」が生じます。御子を信じないということは、結果として「裁き」という形になるのです。
＜「信じない者」とは、誰のことなのか？＞信じるということは、信じる対象、信じる内容をはっきりと示されて初めて可能になります。ですから「信じない者」とは、直接主イエスに出会いその言葉を聞きそのわざを見たにもかかわらず、自覚的に拒否した人たち、つまり、ファリサイ人、律法学者のことを指していると言ってよいだろうと思います。信じる対象に出会わないでいる人は、「信じない者」なのではなく「知らない者」、「よくわからない者」のことです。従って「信じない者は既に裁かれている」は、御子を知らずにいる人、御子を知らずに死んでいった人について何も語っていないのです。きっと神様には神様なりのなさり方があるのだと思います。
＜永遠の命の確かさ＞永遠の命の交わりの主人公は神様です。認知症などのために仮に私たちが神様をわからなくなっても、神様は私たちを忘れることはなさらない。そこに「永遠の命」の確かさがあります。

前　　　奏　　　－ 愛するイェスよ　われらここに集いて －　J.S.Bach
招　　　詞　　　詩編８４編２-３，５節（下記）
賛　　　美　　　１８(1,2)　心を高く上げよ！
主の祈り　　　
聖　　　書　　　ヨハネによる福音書 ３章１６－２１節（新約 p.167）
祈　　　祷
黙　　　想
説　　　教　　　「永遠の命とは不死のこと？」　　　小野 慈美 牧師
祈　　　祷
賛　　　美　　　２２６（1,3） 輝く日を仰ぐとき
献　　　金　　　(※礼拝堂への入退場時にお捧げください)
感謝祈祷
賛　　　美　　　２５　父、子、聖霊に
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小野 慈美 牧師
後　　　奏　
分かち合い

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「2万軍の主よ、あなたのいますところはどれほど愛されていることでしょう。3主の庭を慕って、わたしの魂は絶え入りそうです。命の神に向かって、わたしの身も心も叫びます。…5いかに幸いなことでしょう あなたの家に住むことができるなら まして、あなたを賛美することができるなら。」(詩編84:2-3,5)


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