横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

12月13日　午前10時30分より
メッセージ：「平和の神がやってきた」
聖書：フィリピの信徒への手紙4章4-9節
説教者：小野慈美牧師

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サタンはさまざまな仕方で私たちを「思い煩い」(4:6)へと誘惑します。
①自分だけが正しいと思わせる。そうすると被害者意識ばかりが増幅する。
②失敗してはいけないと思わせる。そうすると絶えず不安がつきまとう。
③どうすることも出来ないことについてまで、自分の力で何とかさせようとする。
その誘惑に対抗する手段は祈ることです。
パウロはこの手紙を獄中で書きました。「神のために働いたのに、どうしてこんな目にあうんだ。いつになったら出られるんだ」と思い煩っても当然でした。しかし、祈りの中で、獄中にも「平和の神」がいてくださることを知り、思い煩いから守られました。だから、人々にも「思い煩うな」と勧めることができたのです。
パウロはまた、こうも言っています「平和の神があなたがた一同と共にいてくださいますように」(ﾛｰﾏ15:33 聖書協会共同訳)。ギリシャ語を直訳すると、「平和の神、あなたがた凡てと共に」となります。ですから、「共にいてくださいますように」とは、祈りというより、宣言といってもよいでしょう。つまり、平和の神が、既にあなたがたと共にいることを忘れないでほしいということです。
「平和の神」は、今日この礼拝堂だけでなく、ご自宅のリビングや書斎にも、既に来てくださっているのです。「この片付いていない部屋に来られたら困る」と思われる方もあるかもしれません。しかし、「こんなところにお招きできない」というところにこそ、神は来てくださるのです。
イエス・キリストのベビーベッドは「飼い葉おけ」(家畜のえさ箱)でした。およそ快適な環境ではありませんでした。ですから、仮にあなたの家が、心の部屋が、片付いていなくても大丈夫です。主イエスは、嫌がらずに入って行かれます。
「わたしから学んだこと、受けたこと、私について聞いたこと、見たことを実行しなさい。」パウロはずいぶん偉そうなことを言っているように聞こえますが、そうではないのです。「私も、弱さ、愚かさを抱えた人間だ。あなたたちと少しも変わらない。だからこそ、私は何もかも神様に打ち明け、神様に支えられながら生きてきた。」それが、「何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう」の意味です。
「思い煩うのをやめなさい」とは、思い煩いを、混乱した状況を、自分で抱え込んだままにしておくのではなく、神に打ち明けなさい。神に持っていきなさいということです。祈る時に、「神の平和」が私たちを支配してくださり、「心と考えとをキリスト・イエスによって守る」(4:7)のです。
神に打ち明けるということは、不遜な言い方ですが、神を仲間にするということです。神は、あなたのことを心にかけないわけにはいかなくなります。必ず神はあなたを守ってくださいます。キリスト者とは、弱さや愚かさを抱えている自分を、神様は退けずに、赦し愛してくださることを大胆に信じ喜んでいる者のことです。それが「主において常に喜びなさい」の意味です。私たちがどうであろうと、まず、平和の神は来てくださって、「一緒に生きよう」と励ましてくださいます。

前　　　奏　　　－ いずこの家にもめでたきおとずれ －　F.W.ツァハオ
招　　　詞　　　イザヤ書６０章１－２節（下記）
賛　　　美　　　２４２(3) 主を待ち望むアドヴェント
主の祈り　　
子ども説教　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　黒澤裕子
聖　　　書　　　フィリピの信徒への手紙４章４－９節(新約p.366）
祈　　　祷
黙　　　想
説　　　教　　　「平和の神がやってきた」　　　　小野 慈美 牧師
祈　　　祷
賛　　　美　　　２６５（1,4）天なる神には
献　　　金　　　(※礼拝堂への入退場時にお捧げください)
感謝祈祷
賛　　　美　　　２４１(1)来たりたまえ我らの主よ　　　
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小野 慈美 牧師
後　　　奏　
分かち合い

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「起きよ、光を放て。あなたを照らす光は昇り／主の栄光はあなたの上に輝く。
　見よ、闇は地を覆い／暗黒が国々を包んでいる。しかし、あなたの上には主が輝き出で
　主の栄光があなたの上に現れる。」（イザヤ60:1-2)

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