横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

1月24日　午前10時30分より
メッセージ：「生まれる前から神様に」
聖書：詩編139編16-18,23-24節
説教者：小野慈美牧師

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１）神の数々の御計らいを数える
「あなたの御計らいは／わたしにとっていかに貴いことか。神よ、いかにそれは数多いことか。｣(17)
小説『少女パレアナ』で、どんな状況の時でも喜べるものを捜そうという「喜びの遊び」というゲームが紹介されています。事実を変えることはできませんが、事実をどうとらえるかは、私たちに委ねられています。神の御計らいを捜そうと努めるのです。
２）内なる敵
この詩の作者は、自分の状況の中に神の御計らいを捜し出すことが困難だという試練に遭っているようです。19-22節で、神に逆らう者、神を否定しようとする者を滅ぼしてくださいと訴えています。これは、「神などいるものか」と主張する現実の「敵」への抵抗であると共に、彼自身の内面に疑いや恐れを引き起こす闇の力を擬人化して「敵」と表現しているのかもしれません。そのヒントとなっているのが、22-23節です。
23 神よ、わたしを究め／わたしの心を知ってください。わたしを試し、悩みを知ってください。24 御覧ください／わたしの内に迷いの道があるかどうかを。どうか、わたしを／とこしえの道に導いてください。
詩人は、「悩み」「迷い」があることをほのめかしています。「迷いの道」は、共同訳聖書では「偶像崇拝の道」と訳されています。他の神々、あるいは、神ではない目に見える地上のものに頼る。そういうものへ心が引きずられることから守ってください。そして、どうか、とこしえの道に導いてくださいと祈っているのです。
私たちは今、健康の不安、経済的な不安、孤独感などの暗雲に包まれています。そして、私たちを取り巻くこのような状況のときに、私たちの心を闇の中に引きずりこもうとする力が働きます。このような内なる「敵」に対処するには、どうしたら良いのでしょうか。
３）大きな絵を見る
それは「大きな絵を見る」ということです。「大きな絵」とは、神が創造者であり全知全能であること。その神が暴君ではなく愛と真実の神であること。キリストの再臨に向かって歴史を支配しておられること。さらに、その神が、私たち一人一人に、生まれる前から、心をかけていてくださるということです。(16 胎児であったわたしをあなたの目は見ておられた。わたしの日々はあなたの書にすべて記されている。まだその一日も造られないうちから。)
「大きな絵」に対比されるのは「小さな部分」です。それは、人生の一コマ一コマです。「小さな部分」の中には、「喜びの遊び」をしても、喜びが見いだせないことがあります。しかし、振り返ってみるときに、過去のその時点では見えなかった神の恵みに気づかされます。大きな絵の中で、その小さな部分を見るときに、小さな部分の意味が変容してくるのです。今は、今の「小さな部分」しか見ることができずに、そこには恵みが見つけられないかもしれない。しかし、だからこそ、希望を持って「大きな絵を見る」ことが大切なのです。今の真っ暗としか思えないような「小さな部分」は、もしかしたら、大きな絵の中では、キリストの瞳の部分なのかもしれないのです。パウロは言っています。
「もし神がわたしたちの味方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか。わたしたちすべてのために、その御子をさえ惜しまず死に渡された方は、御子と一緒にすべてのものをわたしたちに賜らないはずがありましょうか」(ﾛｰﾏ8:31-32)｡この大きな絵を私たちから奪い取ることのできる、小さな部分はないのです。

前　　　奏　　　－愛するイエスよ、我らここに集いて－　J.S.バッハ
招　　　詞　　　詩編３３編４－６節（下記）
賛　　　美　　　１８(1,2) 「心を高くあげよ！」
主の祈り
聖　　　書　　　詩編１３９編１６－１８、２３－２４節(旧約p.980）
祈　　　祷
黙　　　想
説　　　教　　　「生まれる前から神様に」　　　　　　小野 慈美 牧師
祈　　　祷
賛　　　美　　　１１(1,2）感謝にみちて
献　　　金
感謝祈祷
賛　　　美　　“御言葉は道の光”（歌詞が開きます）
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小野 慈美 牧師
後　　　奏　
分かち合い

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「4 主の御言葉は正しく/御業はすべて真実。
5 主は恵みの業と裁きを愛し/地は主の慈しみに満ちている。
6 御言葉によって天は造られ/主の口の息吹によって天の万象は造られた｡｣
　 （詩編33:4-6)

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