5月2日 10時30分より
メッセージ:「キリストの道を歩く」
聖書:ヨハネによる福音書14章1-11節
説教者:小野慈美牧師
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<「分け登る麓の道は多けれど同じ高嶺の月を見るかな」>
室町時代の僧侶であった一休禅師が作ったと言われる有名な歌です。
宗教の入り口はいろいろ違っていても、最終的に到達するところは同じであるという意味だそうです。
しかし、信仰は山登りと同じではありません。富士登山ならば、異なるルートで登っても、同じ山頂にたどり着くことを確かめることができる。しかし、信仰の場合は、その道が本当に山頂につながっているかどうかはわからない。ですから、この歌は、本当かどうか確かめようのない仮説なのです。だから、「分け登る麓の道は多けれど同じ高嶺の月を見る(の)かな?」という疑問形で終わらざるを得ない。じゃあ、どうせわからないならどの道を歩いても同じではないかという言い方もでてくるかもしれない。
では、キリスト教の道の特徴は何か。それは、高嶺におられる神が麓まで下りてきてくださったということです。言うまでもなく、降りてきてくださったのがイエス・キリストです。イエス・キリストは神が人となったお方であり、イエス・キリストにお会いすることは、神ご自身にお会いすることなのだ。これがキリスト教の主張です。もちろん、イエスを神であると信じることは信仰ですから、「信じる」という点では他の宗教と変わりません。しかし、もし、この主張が真実であるのならば、私たちは、安心してこの道を歩んでいくことができます。つまり、到達するかどうか心配しながら登る必要はなくなるのです。道そのものがすでに頂上でもあるからです。
<イエス・キリストの大胆な宣言>
「6 わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。・・・9「わたしを見た者は、父を見たのだ。」
何と大胆な言葉でしょう。あえて言えば、なんと傲慢な言葉でしょう。
実は、主イエスも同時代の人々からこう言われたのです。「これはヨセフの息子のイエスではないか。我々はその父も母も知っている。どうして今、『わたしは天から降って来た』などと言うのか」(ヨハネ6:42)
可能性としては、主イエスは嘘をついていた。あるいは、誇大妄想狂だったのかもしれない。しかし、もし、真実をおっしゃったのであれば、これくらい信頼に足る言葉はありません。
<弟子たちへの言葉>
そもそも、今日の言葉は、どの宗教を信じたら良いのか迷っている人に向かって、私が道だと言っておられるのではありません。主イエスと行動を共にしてきた弟子たちに語られているのです。では、なぜ、このようなことを彼らに語る必要があったのか。
ヨハネ14-16章は、十字架前夜に語られた弟子たちへの別れの説教です。13章の最後で主イエスは、どこかへ行ってしまわれる(36)と予告なさったので、弟子たちは不安をいだきました。それに対して、主イエスは、「いっときあなたがたは私を見なくなるが、わたしの言葉に信頼して歩くならば大丈夫だ」と言われたのです。
JR戸塚駅から日本バプテスト神学校へ初めて歩いていく道はとてもわかりにくいです。しかし、神学校への道をよく知っている人が一緒にいてくれたら迷わないし安心です。
「わたしは道であり、真理であり、命である」というお方に信頼して歩むならば、このお方が私たちの歩みを導いてくださることを知るのです。「御言葉は道の光!」
前 奏 -喜びの日よ- Satkz
招 詞 詩編100編1-3節(下記)
賛 美 204(1,2)よろこびの日よ
主の祈り (「讃美歌21」93-5 B 日本キリスト教協議会統一訳)
聖 書 ヨハネによる福音書14章1-11節 (新約p.196)
祈 祷
黙 想
説 教 「キリストの道を歩く」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 196(3,4) 主のうちにこそ
献 金 (※礼拝献金は、退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
聖 餐 式
賛 美 “御言葉は道の光”(歌詞が開きます)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
分かち合い
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「全地よ、主に向かって喜びの叫びをあげよ。
喜び祝い、主に仕え/喜び歌って御前に進み出よ。
知れ、主こそ神であると。主はわたしたちを造られた。
わたしたちは主のもの、その民/主に養われる羊の群れ。」
(詩編100編1-3節)
■主の祈り (日本キリスト教協議会統一訳)
天の父よ
み名があがめられますように。
み国が来ますように。
みこころが天で行われるように 地上でも行われますように。
わたしたちに今日も この日のかてをお与え下さい。
わたしたちに罪を犯した者を ゆるしましたから、
わたしたちの犯した罪を おゆるし下さい。
わたしたちを誘惑から導き出して 悪からお救い下さい。
み国も力も栄光も とこしえにあなたのものだからです。
アーメン。
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