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横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

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礼拝Worship

  メッセージ > 先週までの礼拝 > 2021年6月27日

先週の礼拝


6月27日(日) 10時30分より
メッセージ:「天の父がくださる良い物」
聖書:マタイによる福音書7章1-12節
説教者:小野慈美牧師


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  <耳の痛い話>
聖書の言葉は、時には、耳の痛い言葉です。しかし、それは痛みを与えることが目的なのではなく、痛みによって、問題があることを示し、その問題を取り扱ってくださり、整えてくださるためです。神様の語られる「耳の痛い話」を私たちが聞いたとき、謙虚に聞けるかどうかが問われます。痛みから逃げずに引き受けるとき、私たちは変えられます。痛みを避ければ、その部分は癒されずに痛み続けることでしょう。
  <「人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである。」(7:1)>
自分の考えを表明することと、人を裁くこととは違います。「人を裁く」というのは、自分のほうが上だ、自分のほうが相手よりまさっているという態度で、他者を非難することです。信仰者であれば、自分の考えこそが神の御心なのだ、自分は間違ってはいないと、自分の正しさのみを主張する心です。
 SNSの世界では、匿名性を利用して、自分と立場の異なる相手を侮辱し、傷つける言葉の暴力が横行しています。自分の怒りを正当化し、相手を裁き、傷つける。自分は正しいと思っているから、その罪に気づかない。しかし、他者への愛と敬意を欠いた正しさは、たとえ、その内容が間違っていなくとも、本当の意味で正しくないのです。なぜなら、「愛がなければ、無に等しい」(Ⅰコリント13:2) からです。
  <丸太に気づきなさい>
「あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。兄弟に向かって、『あなたの目からおが屑を取らせてください』と、どうして言えようか。自分の目に丸太があるではないか。」(7:3-4)
「おが屑」とは、人間同士お互いに見える個々の過ち、欠点のことです。人を裁いているときには、自分は見えていると思っています。しかし、実は自分の「丸太」が見えていない。丸太とは罪です。自分だけが正しいと主張する罪です。他人のおが屑を裁いているときには、この罪(丸太)に気が付きにくいのです。
「偽善者よ、まず自分の目から丸太を取り除け。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目からおが屑を取り除くことができる。(7:5)
「見えるようにな」るということは、自分の目に丸太があることに気づかせていただくこと。思い上がりに気づかされ、神の前に立つとき、愚かさ、罪にもかかわらず、赦し、愛してくださるお方に出会います。自分に丸太があることを知り、赦していただいた者が、上から見下す態度ではなく、「あなたのおが屑を取らせてください」と言うことができるのです。
  <求めなさい。そうすれば、与えられる。>
丸太に気づかせていただくためにも、主よ、見えるようにしてくださいと祈ることが大切です。その祈りへの答えが11節です。「天の父は、求める者に良い物をくださるにちがいない。」並行箇所のルカ11:13では「天の父は求める者に聖霊を与えてくださる」となっています。見えるようにしてくださいという祈りの答えが聖霊を与えてくださるという約束なのです。聖霊すなわち「真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる」(ヨハネ16:13)。真理を悟らせてくださるとは、何よりも罪に気づかせてくださること。同時にその罪が赦されている恵みを知ることです。丸太に気づくことがなければ、罪の赦しの恵みを知ることもできません。神様は耳の痛いことを言われます。そのことによって、赦しを、愛を、知るためです。ですから、耳が痛いことは、やはり恵みなのです。

前   奏   - 今こそわたしたちは聖霊に祈ります- D.ブクステフーデ 
招   詞   詩編135編1節-3節(下記)
賛   美   289(1,3) みどりもふかき
主の祈り  
聖   書   マタイによる福音書7章1-12節 (新約p.11)
祈   祷
黙   想
説   教   「天の父がくださる良い物」      小野慈美 牧師
祈   祷
賛   美   432(1,3) 重荷を負う者
献   金   (※礼拝献金は、退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛   美   25 父・子・聖霊に
祝   祷                     小野慈美 牧師
後   奏 
分かち合い

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「1 ハレルヤ。賛美せよ、主の御名を/賛美せよ、主の僕らよ2 主の家に/わたしたち
の神の家の庭に居並ぶ人々よ。3 主を賛美せよ、恵み深い主を。喜ばしい御名をほめ
歌え。」(詩編135編1節-3節)


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