横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

9月12日(日）10時30分より
メッセージ：「平和、川のように」
聖書：ヨハネによる福音書7章37－38節
説教者：浅輪一郎伝道師

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「平和、川のように」という賛美歌から私が導かれましたことを二つお話します。

＜源流がある＞
「渇いている人はだれでも､わたしのところに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる。」 （ヨハネ7:37,38）

「渇いている人」とありますが、この渇いている人とは、「義に飢え渇く人｣、つまり「神様のみ言葉､恵み、神様のご臨在を切に願っている人」のことを指しています。イエス様は､そのような人は「だれでもイエス様のところに来なさい」と招いておられます。
ではそのイエス様の招きに応えた者は、イエス様のところに行ったら、何をするのでしょうか？
その者は、イエス様のお言葉を聞き、イエス様からの恵みを頂き、そしてイエス様の御臨在を感じ取ります。つまり「キリストの平和」に触れる訳です｡するとイエス様の招きに応えた者は､イエス様を信じる者へと変えられて行きます。そうなると､信じる者は源流であるイエス様と繋がっていますから、「その人の内から生きた水が､(キリストの平和が)､川となって流れ出るようになる」と、今日の聖書箇所は伝えています。

<分かち合う>
私は幼稚園の園庭で川を作って遊ぶ子どもたちの姿を見たときに、平和とは「分かち合うものである」と思いました。この導きを踏まえながら、再び、37節の「祭りが最も盛大に祝われる終わりの日に」との記述に目を向けます｡この｢祭り｣とは仮庵祭のことで元々は収穫祭であったそうです。やがてそれが出エジプトにおける荒野の旅で神様が岩から水を出して下さったことも一緒に記念するお祭りになったそうです。お祭りの期間中、祭司は、毎日、シロアムの池から黄金の器で水を汲んで神殿にある祭壇にその水を注ぐという儀式をしていたそうです。そして1週間近く行われた祭りの最後の日の夜、神殿に大きな火が灯されると、人々は琴やシンバルをかき鳴らして盛大にお祝いをしたと言います。しかし、そのような時に、イエス様はまさに立ち上がって、大きな声で言われたのです。
「渇いている人は だれでも、わたしのところに来て 飲みなさい。」
イエス様は､水を注ぐ儀式によって「潤いが与えられた！」と喜んで踊っている人々の中に、深い「渇き」をご覧になりました。当時のエルサレムには主だった産業がなく、自然産物もあまりなかったそうです。ですから、神殿と毎年開催されるお祭りだけが、エルサレムにとっての主な収入源となっていたそうです。盛大に行われたお祭りは確かに神殿があるエルサレムを潤しましたが、一方でその神殿の門には施しを求める人々が座り、町には貧富の差が広がっていたと言います。
イエス様はお祭りで人々がお祝いをしている潤いの本質を見極め、本当の潤い/本当の平和を与えるために人々を招かれたのです。
「平和」とは、決して特定の建物の中や特定の人々の中だけで留めておくものではなく、川が広がり、ほとりに実りをもたらすように、川に連なる全ての方々と「分かち合っていくものだ」と、この賛美歌から、私自身が教えられているのです。

前　　　奏　　　 －愛するイェスよ－　　　　　　　Satkz　
招　　　詞　　　詩編３６編１０節（下記）
賛　　　美　　　５１　愛するイェスよ（1,3節）
主の祈り　
聖　　　書　　　ヨハネによる福音書７章 ３７－３８節(新約p.179）
祈　　　祷
黙　　　想
説　　　教　　　「平和、川のように」　　 　　　　 浅輪一郎伝道師
祈　　　祷
賛　　　美　　　平和、川のように
献　　　金　　 (※礼拝献金は、退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛　　　美　　　キリストの平和
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小野慈美牧師
後　　　奏　
分かち合い


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10 命の泉はあなたにあり　あなたの光に、わたしたちは光を見る。
（詩編36：10)

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