2月13日(日)10時30分より
メッセージ:「御心ならばおできになります」
聖書:マルコによる福音書1章35-45節
説教者:小野慈美牧師
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Ⅰ 主イエスの使命 「私は宣教する」
病気を治していただくために、主イエスのもとに群衆が押し寄せてきました。そこで、ペテロは「みんなが捜しています」とイエスに告げます。ルカ4:42では、「群衆はイエスを捜し回ってそのそばまで来ると、自分たちから離れて行かないようにと、しきりに引き止めた。」それに対して主イエスは答えました。「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、わたしは宣教する。そのためにわたしは出て来たのである」(38)。「私にはもっと大切なすべき使命がある。そして、結果的には、その使命こそが、今、押し寄せてきている人々を含め、すべての人々の救いにつながるのだ」。それは、神が無限の愛をもって人間の罪を赦し、そして愛し続けてくださるという「福音」の宣教です。
Ⅱ 主イエスへの信仰 「御心ならば」
「重い皮膚病」にかかった者は、宗教的に汚れており、その病人に触れると、触れた人も汚れるとされていましたので、普通は、人との接触を避けて生活していました。ですから、この重い皮膚病の人が、自分から主イエスに近付いていって、願い事をしたというのは、きわめて非常識なことでした。しかし、この病人の行動と言葉の中に、信仰の本質が表れています。
①行動に表れている信仰=大胆。彼は自分の汚れをかえりみず、こんな自分に、目を留めていただけるはずがないという常識を捨てて、大胆に主イエスに自分を預けました。
②言葉に表れている信仰=謙虚・信頼。「御心ならば、…おできになります」。
彼は、主イエスに癒す力があることを少しも疑いませんでした。しかし単に病気が治ることを信じるということが彼の信仰だったのではありません。「あなたは、病気を治すことがおできになります。しかし、実際に治すかどうかは、あなたの御心にお任せします。どちらをお選びになっても、私はそれを受け入れます。」これが「御心ならば」という言葉に表れている謙虚さであり、信頼です。
Ⅲ 主イエスの憐れみ 「深く憐れんで、その人に触れ」
もしかしたら、仮に、こののち、奇跡的な癒しが起こらなかったとしても、この男にとっての「救い」は既に起こったと言えるのかもしれません。なぜなら、主イエスが彼を「深く憐れみ、触れ」てくださったことにより、神の愛は、汚れた者とされ、虐げられている人々にも、否、そのような人々にこそ注がれているのだということを彼が知ったからです。これこそが、主イエスのもたらした救いであるからです。
Ⅳ 主イエスの救いの実現 「御心のままに」
「御心ならば」という言葉は、主イエスのゲッセマネの祈りの中にも出てきます。「父よ、御心なら、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの願いではなく、御心のままに行ってください」(ルカ22:42)。「杯」とは、この後受ける十字架の苦しみを意味しています。主イエスにも恐れがあり、祈られました。「父よ、できればこの苦しみを取りのけてください。そして、父なる神が望まれるならば、それがおできになることを知っています。しかし、最終的には、あなたのお考えに従います」と。そして、さらに祈り続ける中で、杯が取り去られないことが御心であることを知り、主イエスは十字架へと向かわれたのです。
そして、十字架上で最後に語られた言葉は「成し遂げられた」(ヨハネ19:30)でした。まさに、神の「御心」が成し遂げられたのです。
神の独り子が神から見捨てられるという「御心」によって、いかなる罪人も見捨てないという神の「御心」が「成し遂げられた」のです。
前 奏 - 愛する神にのみ - Satkz
招 詞 詩編95編1-3節(下記)
賛 美 讃美歌21-497 この世のつとめ
主の祈り
聖 書 マルコによる福音書1章35-45節 (新約p.62)
祈 祷
黙 想
説 教 「御心ならばおできになります」 小野慈美牧師
祈 祷
賛 美 讃美歌21-454(1,5,7) 愛する神にのみ
献 金 (※礼拝献金は、退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛 美 2020年主題讃美歌 神はあなたと共にいる (歌詞が開きます)
祝 祷 小野慈美 牧師
後 奏
分かち合い
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1主に向かって喜び歌おう。救いの岩に向かって喜びの叫びをあげよう。
2御前に進み、感謝をささげ 楽の音に合わせて喜びの叫びをあげよう。
3主は大いなる神 すべての神を超えて大いなる王。 (詩編95:1-3)
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