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礼拝Worship

  メッセージ > 先週までの礼拝 > 2022年7月10日

先週の礼拝


7月10日(日)10時30分より
メッセージ:「信じる者たちの使命」
聖書:ヨハネによる福音書20章21-23節
説教者:浅輪一郎伝道師

※どなたでも視聴できます。

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罪とは?
キリスト教では神様から離れている状態が「罪」とみなされています。さらにヨハネによる福音書では、「罪」とはイエス様を信じないことであるとも明記されています(16:9)。すると、「イエス様を信じます」と信仰告白をしてバプテスマを受けたキリスト者は罪からは解放されているということになります。しかし同時に私は、たとえキリスト者であったとしても日常生活の中で起こりうる罪というものからは避けられないとも思うのです。
弟子たちからの導き
では神様から離れている状態の罪、又はイエス様を信じないという罪ならばどうなのか。キリスト者であれば本当にそのような罪からも解放され続けているものなのか。
今日の聖書箇所ではイエス様の弟子達が出て来ますが、振り返ってみますと、この弟子達も、確かに「メシアと出会った」といった表現で「イエス様を信じます」と告白していた人々でありました。しかし一旦イエス様が逮捕されると、イエス様を裏切り、見捨て、逃げ、結局は恐れのあまりに家の戸に鍵を掛けて閉じこもっていた人々でありました。そのことを思うと「罪」というものは、日常生活の中で起こりうる「罪」のみならず、もしかすると、神様と繋がっているか否かという「罪」でさえも、信仰生活を送っていく中では見え隠れしてくるものと言えるのかもしれません。いいえ、むしろ「罪」というものは、信仰を持つことによって初めて気づくものと言えるのかもしれません。さらには「罪」というものは、神の前に立たされる信仰者こそ真摯に向き合わなければならないものと言えるのかもしれません。ヨハネの手紙Ⅰには、このようにも記されています。「自分に罪がないと言うなら、自らを欺いており、真理はわたしたちの内にありません。」(1:8)
しかし、イエス様は、まさに罪の内にあった、罪と真摯に向き合わなければならなかった弟子達に向かって、「父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす」と語り掛けておられるのです。
イエス様からの導き
「あなたがたを遣わす」と語り掛けて下さったお方(イエス様)について振り返ります。
そのお方とは、弟子達からは、裏切られ、見捨てられた方でした。そして群衆からは、唾を吐き掛けられ、殴られ、侮辱され、そして、ついに十字架に付けられた方でした。申命記によりますと、木に掛けられた者は神に呪われていると見なされていましたが(21:23)、そこまでされた方が、十字架の上では彼を殺そうとする人々を、「父よ、彼らをお赦し下さい」(ルカ23:34)と祈られ、そして今度はご自身を裏切った弟子達にも現れ、「あなたがたを遣わす」と、さらにはこのようにも語られたのです。「聖霊を受けなさい。だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」そのお方とは、どこか遠く離れた安全な所から、「罪を赦しなさい」と命じられた訳ではなく、まさにご自身が人々のあらゆる罪が渦巻く真ん中におられ、あらゆる人々の罪を赦されていたお方であったのです。ヨハネによる福音書3章17節にはこのようにも記されています。「神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。」
結語
私たちは、神様が私達の罪をお赦しになるために送って下さったこのお方を信じ、あらゆる人々の罪をお赦しになったこのお方に倣い続けることによって私たちの罪も赦されるということになるのです。今日の聖書箇所はさらに「私たちには使命がある!」ということも示しています。そしてその使命こそが、「自分が赦しを受けたように、あなた方も行って、『出会う方々も赦しを受けている』と伝える」ということなのです。

前   奏   - 気づかせてください - Satkz
招   詞   詩編32編1b-2節 (下記)
賛   美   讃美歌21-3(1,2) 扉を開きて
主の祈り   
聖   書   ヨハネによる福音書20章21-23節 (新約p.210)
祈   祷
黙   想
説   教   「信じる者たちの使命」    浅輪一郎 伝道師
祈   祷 
賛   美   讃美歌21-444(1,3) 気づかせてください
献   金   (※礼拝献金は、退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛   美   讃美歌21-27 父・子・聖霊の
祝   祷                  小野慈美 牧師
後   奏 
分かち合い


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いかに幸いなことでしょう/背きを赦され、罪を覆っていただいた者は。
いかに幸いなことでしょう/主に咎を数えられず、心に欺きのない人は。
(詩編32:1b-2)


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