横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

12月25日(日)10時30分より
メッセージ：「あなたのために生まれた主」
聖書：イザヤ書9章1節、5節
説教者：小野慈美牧師

※どなたでも視聴できます。

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＜預言の成就＞
1闇の中を歩む民は､大いなる光を見､死の陰の地に住む者の上に､光が輝いた。5ひとりのみどりごが私たちのために生まれた｡ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。
　イザヤは、紀元前８世紀の半ばから７世紀の初めにかけて南王国ユダで活動した預言者です。9章は、北王国イスラエルがアッシリアの脅威にさらされていたときに語られた預言です。現実の世界では明るい兆しが見えない。しかしその闇の中に光が輝く。その光は、無力ともいえるひとりの幼子の誕生だというのです。そして、新約時代の人々は知ったのです。イザヤの預言は、主イエスの誕生によって成就したのだと。
＜主イエス誕生の目的＞
6キリストは､神の身分でありながら､神と等しい者であることに固執しようとは思わず､7かえって自分を無にして､僕の身分になり､人間と同じ者になられました｡人の姿で現れ､8へりくだって､死に至るまで､それも十字架の死に至るまで従順でした(ﾌｨﾘﾋﾟ2:6-8)｡クリスマスは､いと高き神がご自分の偉大さをかなぐり捨て､小さくなってこの世界に来てくださった出来事です。それは、ほかならぬあなたのため、私のためです。主イエス誕生の目的は「わたしたちに仕えるため、僕となるため」でした。
　ところが、身近にいた弟子たちでさえ、主イエスの心を理解できず、弟子の中で誰が一番偉いかと競い合っていました。その弟子たちに、主イエスは言われました。
43あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、44 いちばん上になりたい者は、すべての人の僕になりなさい。45 人の子は仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのである。（マルコ10:43-45）
この世界には、責任ある地位や指導的立場というものがあります。それらの地位や立場につくことが否定されているのではありません。どんな立場であろうと、その与えられた立場において、他の人に仕えるのだということです。人は皆、神の前では大したものではないのです。大したものではない者が、大したものではない者として生きるなら、楽になる。しかし「大したものではない」ということは、決して軽蔑の意味で言っているのではありません。神様は、その大したものではない私たちを､大切な存在として愛してくださっている。大したものではないわたしたちを愛するために、ご自身が偉大さを捨てて、小さい者たちの仲間となってくださった。人間の姿で現れ､へりくだって､死に至るまで､それも十字架の死に至るまで従順でした。弟子たちと同じように、自分の愚かさ、罪に気付くことのできない私たちのために、人間の罪を赦すという目的のために、主イエスはこの世界に来られ、十字架につかれたのです。
＜偉大さを捨て、小さい者と共におられる神＞
　主イエスは小さい者、この世界で軽んじられている者たちのところへ近づいていかれました。それは、この世界で地位や力のある人が主イエスから遠いということではなく、この世界で大きいこと、力を持つことこそ価値があると考え、この世界で小さいこと、力がないことは、意味がない、生きる価値がないと考えるような生き方をしていると、結果的に主イエススから離れてしまうということです。
・主は、偉大さを捨て、貧しくなられました。貧しい者の友となるため
・主は偉大さを捨て､力を行使することを捨てて苦しまれました｡苦しむ者の友となるため
・主は偉大さを捨て､威厳を捨てて悲しみの涙を流されました｡悲しむ者の友となるため
偉大さを捨てた神。それが、わたしたちの神です。この神が私達を愛し、いつも共におられることを知るとき、悲しみや苦しみは、決してあってはならないものなのではなく、むしろ喜びへの入口ともなる。なぜなら、苦しみや悲しみがあるところに主は寄り添ってくださるからです。


前　　　奏　　　―　今こそ声あげ　―　　　　　　　バッハ
招　　　詞　　　イザヤ書25章9節（下記）
賛　　　美　　　讃美歌21-260　いざ歌え、いざ祝え
主の祈り　 　
賛　　　美　　　― その夜　ダビデの町で ―　　　　聖歌隊
聖　　　書　　　イザヤ書9章1、5節　　(旧約p.1073)
祈　　　祷
黙　　　想
説　　　教　　「あなたのために生まれた主」　　　　小野慈美牧師
祈　　　祷　
賛　　　美　　　讃美歌21-259　いそぎ来たれ、主にある民（1,3,4）
献　　　金　　 (※礼拝献金は､入退場の際に､また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛　　　美　　　讃美歌21-262　聞け、天使の歌(1,3)
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小野慈美牧師
後　　　奏　　　
分かち合い


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その日には、人は言う。見よ、この方こそわたしたちの神。わたしたちは待ち望んでいた。この方がわたしたちを救ってくださる。この方こそわたしたちが待ち望んでいた主。その救いを祝って喜び躍ろう。(イザヤ25:9)


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