横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

4月9日(日）10時30分より
イースター礼拝・聖餐式
メッセージ：「復活のしるし」
聖書：ルカによる福音書24章25-32節
説教者：小野慈美牧師

※どなたでも視聴できます。

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Ⅰ）復活のしるし①言葉
エマオ途上の二人の弟子たちは、｢近づいて来｣た方が誰であるかはわかりませんでした。しかし、後から気づくのです。「道で話しておられるとき、また聖書を説明してくださったとき、私たちの心は燃えていたではないか」(32)｡つまり、彼らはイエスの「言葉」において、復活の主イエスと出会ったのです。同じように、主イエスは、今も、言葉によって、私たちに出会ってくださいます。心を燃やす｢言葉｣が、復活のイエスのしるしなのです。ただし、「燃える」とは、興奮や楽しさとは違います。主が共にいてくださることのしるしは、事が思い通りに進むことだと考えがちです。しかし、主イエスは、二人の弟子が、｢暗い顔をして｣(17)下を向いて歩いているところにそっと近づいてくださいました(17)。困難な状況にある人、人生の夕暮れを迎えて、漠然とした寂しさや不安を抱えている人。あなたにこそ、主イエスは来てくださいます。たとえ、厳しく困難な状況が続いていて、見える現実において変化がないとしても、主イエスの言葉を通して、深い慰め、励まし、真の希望が与えられるのです。
私たちは、礼拝ごとに、このエマオ途上の出来事を追体験するのです。もちろん、そこで語っているのは、人間の説教者です。しかし、説教者の語る「言葉」を聖霊なる神様が用いてくださるときに、それは復活の主の言葉となるのです。そのことが起こるために、語る者と聞く者とが、心を合わせて祈ることが求められます。語る者は「主よ、お語りください」と祈り、聞く者も「主よ、聞かせてください」と祈るときに、「今、ここで」、復活のイエスが語ってくださるという奇跡が起こるのです。
Ⅱ）復活のしるし②パン
目の前の人物がイエスであることに気付いたとたん、その姿が見えなくなりました。二人は、今の出来事は、夢あるいは幻かと思ったかもしれません。しかし、彼らにとって確かなものがありました。主イエスが裂いて渡してくださったパンです。姿は見えなくなっても、手にしているパンを見るときに、このパンが、主イエスが復活なさったしるしであることを確信したのです。このパンは、食物としてのパンではなく、主イエスが共におられることの象徴です。そして、このしるしは、信じる者の集まりの中で与えられます。具体的には、聖餐式です。聖餐式のパンは、人間が作ったものです。しかし、司式者がパンを聖別する祈りをするときに、そのパンは、主イエスのお体を象徴するものとなります。それは十字架の上で裂かれた体ですが、その裂かれた体が、復活の主の体として、今、私たちに分かち与えられるのです。復活のしるしである言葉を聞きパンを食する時、私たちも今ここで、復活の主にお会いするのです。
Ⅲ）共同体の中で生きてくださる復活の主
復活の主は、言葉とパンというしるしと共に、信仰共同体の中で生きてくださいます。主イエスは｢二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである｣(マタイ18:20)と言われました。私たちの信仰は、信じる群れが、共に、互いに、支え合っていくものです。それは、初代教会の信徒たちの姿に現れています。｢ペトロの言葉を受け入れた人々は洗礼(バプテスマ)を受け、その日に三千人ほどが仲間に加わった。彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった｣(使2:41-42)｡使徒の教えは御言葉であり、相互の交わりは共に集まること、パンを裂くことは聖餐です。一緒に礼拝し、一緒に祈る群れの中に主イエスは共にいてくださり、この群れを通して、今もなお、世界に働きかけていてくださいます。「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」(マタイ28:20)。


前　　　奏　　 － よみがえりの日に ―　　　Satkz
招　　　詞　　　エフェソの信徒への手紙5章14節（下記）
賛　　　美　　　讃美歌21-327(1,3)　すべての民よ、よろこべ
主の祈り　　 (｢讃美歌21｣ 93-5-B 日本キリスト教協議会統一訳)
賛　　　美　　 －讃美歌21-329 目覚めよ、歌えよ－　　聖歌隊
聖　　　書　　　ルカによる福音書24章25-32節　(新約p.160)
祈　　　祷
賛　　　美　　　讃美歌21-329(1,2,4,5) 目覚めよ、歌えよ
黙　　　想
説　　　教　　 「復活のしるし」　　　　　　　　 小野慈美牧師
祈　　　祷　
賛　　　美　　　讃美歌21-334(1,3,4,5)　よみがえりの日に
献　　　金　　 (※礼拝献金は､入退場の際に､また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
聖　餐　式
賛　　　美　　　2023年主題賛美歌「常に主を覚えて」
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　 小野慈美牧師
後　　　奏
分かち合い

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「眠りについている者、起きよ。死者の中から立ち上がれ。
そうすれば、キリストはあなたを照らされる。」(エフェソ5:14)


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