横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

6月25日(日）10時30分より
メッセージ：「何の権威で？」
聖書：マルコによる福音書11章27-33節
説教者：小野慈美牧師

※どなたでも視聴できます。

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＜祭司長、律法学者、長老たちと主イエスの問答＞
この当時のユダヤ社会はきわめて宗教的な社会でしたから、祭司長、律法学者、長老たち(27)は、宗教的な権威に加え政治的権威も持っていました。一方、主イエスは、この世の形式的な権威は持っていませんでした。そこで彼らは尋ねました。28「何の権威で、このようなこと(宮清め)をしているのか」。それに対し、主イエスは尋ね返しました。29「では、一つ尋ねるから、それに答えなさい。・・・30ヨハネのバプテスマは天からのものだったか、それとも、人からのものだったか。答えなさい。」彼らは、群衆の前でイエスの権威を失墜させようと意図していました。しかし、イエスに問われることによって、自分たちの立場が脅かされることになったのです。彼らはヨハネの権威を認めていなかったのですが、それを言うことができませんでした。ヨハネを預言者と認めていた民衆の反発を恐れたからです。しかし、もしヨハネの権威を認めると、ヨハネが「私にまさる」(ﾖﾊﾈ1:30)お方だと宣言していた主イエスの権威をも認めることになります。そこで「分からない」(33)と答えたのです。
＜私たちへの問いかけ＞
この箇所が私たちに示していることは、真実に対して謙虚であることです。神様は誰かをお用いになって、真実を示されることがある。しかしそれをプライドが邪魔するのです。自分の間違いを認めることが、相手に負けることだと思うと、屈辱感、悔しさを覚えます。だから、負けまいとして、弱論強弁をする。そして、いよいよ分が悪くなると、「お前には、説明したってわからない」などと、どなる。真実に対して謙虚になれない。真実に対して謙虚であることは、神に負けることです。人に負けると思うから屈辱感、悔しさが残る。しかし、神に負けるとき、与えられるのは解放であり、自由です。
＜神に負けたダビデ＞
ダビデ王は、忠実な部下ウリヤの妻バテシェバを手に入れるために、ウリヤを戦場で死なせました。そのことをナタンは糾弾しました。「その男はあなただ」(ｻﾑｴﾙ下12:7)｡この時、ダビデは、「預言者の分際で何を言うんだ、何を言っているのか『分からない』」と言い､王の権威でナタンを殺し、罪を隠すこともできました。しかし、ダビデはナタンの背後に神がおられることを知り、「わたしは主に罪を犯した」(12:13)と言って罪を認め、悔い改めました。ダビデは、ナタンにではなく、神に負けたのです。
そのときの心を、ダビデは詩編51編で告白しています。
5 あなたに背いたことをわたしは知っています。わたしの罪は常にわたしの前に置かれています。6 あなたに、あなたのみにわたしは罪を犯し／御目に悪事と見られることをしました。あなたの言われることは正しく／あなたの裁きに誤りはありません。
神に負けて、自分の罪を認めた時与えられたのは、罪の赦しの解放であり、喜びでした。罪が消えるわけではありません。しかし、罪の重荷から解放されたのです。
＜罪赦された者の解放＞
7神が光の中におられるように、私たちが光の中を歩むなら、互いに交わりを持ち、御子イエスの血によつてあらゆる罪から清められます。8自分に罪がないと言うなら、自らを欺いており、真理は私たちの内にありません。9私たちが自分の罪を告白するなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、あらゆる不正から清めてくださいます。(ヨハネの手紙一1:7-9 聖書協会共同訳)
罪は犯罪とイコールではありません。罪の本質は自己中心です。特に神をごまかそうとすることです｡神の前に出ると神の光に罪が照らされます｡しかし､同時に､御子イエスの血によって､罪が赦されていることを知るのです｡自由と解放が与えられます｡やがて地上の生涯を終え神の前に出る時がきます、しかし、びくびくしなくても良いのです。｢私は、この者の罪のために十字架につきました」という主イエスの紹介状をいただいているからです。




前　　　奏　　－ただ汝のみ、主イエス・キリストよ－J. パッヘルベル　　
招　　　詞　　　エレミヤ書15章16節（下記）
賛　　　美　　　讃美歌21-339(1,3,5,6)　来たれ聖霊よ
主の祈り
賛　　　美　　 － 主をたたえよ（Bless the Lord）－
聖　　　書　　　マルコによる福音書11章27－33節　(新約p.85)
祈　　　祷
黙　　　想
説　　　教　　 「何の権威で？」　　　　　　　　　小野慈美牧師
祈　　　祷　
賛　　　美　　　讃美歌21-505　歩ませてください
献　　　金　　
感謝祈祷
賛　　　美　　　讃美歌21-29　天のみ民も
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　 小野慈美牧師
後　　　奏
分かち合い

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あなたの御言葉が見いだされたとき/わたしはそれをむさぼり食べました。あなたの御言葉は、わたしのものとなり/わたしの心は喜び踊りました。万軍の神、主よ。/わたしはあなたの御名をもって/呼ばれている者です。(エレミヤ15:16)


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