横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

12月17日(日）10時30分より
アドヴェント第3主日礼拝
メッセージ：「イエス・キリストの誕生」
聖書：マタイによる福音書1章18-25節
説教者：浅輪一郎伝道師

※どなたでも視聴できます。


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イエス・キリストの誕生は今に生きる私たちにとってはどのような意味があるのかについて、導きを求めます。
（聖書）
18節：マリアはヨセフと婚約をしていました。当時の婚約においては、今以上に多くの人々が関わっていましたし、また当事者たちにとっても今の時代とは比較にならないぐらい重い責任が伴っていました。そのような中、マリアが聖霊によって身ごもっていることが明らかになりました。若いヨセフも自分のことのみならず、周りの人々のことで、さらには律法（民5:11-31、申22:22-27）による規程のことで、頭を悩ませたことでしょう。
19節：「夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した」とあります。マタイによる福音書を振り返ると､「正しさ」という言葉は、律法というものを守っているだけの「正しさ」として記されていることもあれば､「それを越える正しさ」として示されていることが分かります。では、この箇所ではどのような意味で用いられているのでしょうか？　
ヨセフは「正しい人であったので」､マリアのことが表ざたになることを望みませんでした｡マリアが友人や親戚から噂(うわさ)話のネタにされることも､裁判に掛けられることも（民5:11-31）､死刑に処せられることも（申22:22-27）望みませんでした。しかし、もしヨセフの「正しさ」というものが律法に従うだけの正しさだけであるのならば、ヨセフはマリアを裁判に掛けていたことでしょう。しかし､ヨセフはマリアの命を守ることを望み、そのためにマリアとは縁を切ろうと考えました。 そうしますと、この「縁を切る」という決断は、確かに私たち人間の目からしてみますと、「真の正しさ」のようにも思えます。
20節：しかし、ここで主の天使が現れ、ヨセフに語り掛けます。｢恐れるな｣と｡｢マリアはあなたの妻である｣と。｢その妻と縁を切って命を守るのではなく、迎え入れなさい｣と。「あなたがあなたの妻と子どもを守りなさい」と。そして「それが､あなたが守るべき正しさである」と。ヨセフは一瞬この言葉に戸惑ったのかもしれませんが、主の天使は言葉を続けます。
21節：主の天使は、｢マリアが産む男の子を、イエスと名付けなさい｣と言います。なぜならこの名前は、旧約聖書ではヨシュアと同じで、神は救い/神は救われるという意味であるからだと言います。そしてそのお方が、ご自分の民をつまりそのお方を信じる全ての者を､悩み/苦しみ/苦悩というものからお救いになる。そのような方がお生まれになると言うのです。しかも､やはり旧約聖書からの引用（イザヤ7:14）をもって、かつて神と共におられた方が、今、私たちのもとに現れ、そしてこれからもずっと共におられると言うのです（マタイ1:23）。
（結語）
　私たちは自分の頭で考えて時には縁を切る決断をします。しかし、たとえ私たちがそのような決断をしたとしても、そして仮に、私たちが自分の中では縁を切ったと思っていたとしても、イエス様はそのような私たちを繋いで下さる。血縁関係にある家族を繋ぐばかりではなく、必ずしも血縁関係のない人とも繋いで下さる。民族と民族を繋いで下さる。そして国と国をも繋いで下さる。イエス・キリストの誕生とは、そのことを可能として下さるお方がお生まれになったということを意味しています。




前　　　奏　　 － みどり児ベツレヘムに生まれぬ － J.S.バッハ
招　　　詞　　　イザヤ書7章14節（下記）
賛　　　美　　　讃美歌21-262　聞け、天使の歌(1,3)
主の祈り　　
聖　　　書　　　マタイによる福音書1章18-25節　(新約p.1)
祈　　　祷
黙　　　想
説　　　教　　 　「イエス・キリストの誕生」　　　 浅輪一郎伝道師
祈　　　祷　
賛　　　美　　　讃美歌21-262　聞け、天使の歌(2,3)
献　　　金　　
感謝祈祷
賛　　　美　　　讃美歌21-24　たたえよ、主の民
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 小野慈美牧師
後　　　奏
分かち合い

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それゆえ、わたしの主が御自ら／あなたたちにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み／その名をインマヌエルと呼ぶ。 （イザヤ7:14）


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