横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

5月4日(日）10時30分～11時30分
メッセージ：「やけにならずに感謝！」
聖書：ローマの信徒への手紙15章22-33節
説教者：小野慈美牧師

※どなたでも視聴できます。

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状況が､自分の願いとは異なる方向へ追いやっていくように思えることがあります｡しかも､神様に従って歩もうとしているのに妨げられるときには､よけい苦しい。そのようなとき､どうしたら良いのか。パウロの生き方からヒントを得たいと思います。
＜パウロの願いと現実のずれ＞
ローマ書は､パウロが３回目の伝道旅行でコリントに滞在していた時に書いたと考えられます｡ローマ教会にはパウロの知人が多く､ぜひ訪問したいと思っていました。しかし､あなたがたのところに何度も行こうと思いながら妨げられてきました(22)。今､ようやく妨げが無くなったので､ローマに行き､さらにそこからスペインに伝道に行くことを考えました。ただし､その前にいったんエルサレムに戻り､エルサレムの教会のために募った献金を届けたら､第４回伝道旅行に出発する。そして､今度こそ､ローマを訪ねて､そこからイスパニアに伝道に行きたい。これがパウロの願いでした。パウロは､エルサレムに戻りました。そして､その後､確かにローマに行くことになります。しかし､それは彼が考えていた第４回伝道旅行としてではありませんでした。
パウロは､エルサレムでユダヤ人たちから集団暴行を受けます。その騒ぎを治めるためにローマから派遣されていた軍隊に保護される形で逮捕されます。そして､その後､囚人としてローマに護送されて行くことになったのです。パウロはローマでは､軟禁状態に置かれたので､ローマ教会の教会員たちと交流を持つことができたでしょう。しかし､皇帝ネロの時代に､殉教し､イスパニアへ行くことはできませんでした。
＜感謝するためには＞
願う道が閉ざされたときどうしたら良いのか｡｢感謝します｣の歌詞を見ましょう。
感謝します 試みに遭わせ鍛えたもう主の導きを
感謝します 苦しみの中に育てたもう主の御心を
試みのただなかにあるときには､なかなか､こうは言えません。しかし､願う道が閉ざされたときは､目の前が暗くなりました。試みの中では､じたばたするのです。目の前が真っ暗になるとき､現実だけを見ると､どこにも光が見えない。そのとき､私たちはこの現実を支配しているお方に心を向けるのです。どんな時でもあなたのお約束を忘れない者としてください。パウロは､そのお方の約束をこう記しています。神を愛する者たち､つまり､ご計画に従って召された者のためには､万事が共に働いて益となるということを､私たちは知っています(ﾛｰﾏ8:28聖書協会共同訳)｡私が､状況の意味がわからないだけであって､神様はすべてを支配しておられ､万事を益としてくださる。だから､こう歌います。感謝します 試みに耐える力をくださるみ恵みを
感謝します すべてのことを最善となしたもう御心を
ふりかえってこれまでの歩みの意味が見えてくることがある。あのことは､つらかったけど､あのことがあったから自分は今ここにいる。過去がそうであったとするなら､手さぐりに見える今のこの新たな不可解な状況も神の御手の中にある。だから､たとえ､願いに反することがあっても大丈夫だと､パウロは宣言します。
わたしたちすべてのために､その御子をさえ惜しまず死に渡された方は､御子と一緒にすべてのものをわたしたちに賜らないはずがありましょうか(ﾛｰﾏ8:32)。
「助けてください!」と正直に言っていいのです。そして､その訴えを聞いてくださるお方は､約束してくださっています。「わたしは決してあなたから離れず､決してあなたを置き去りにはしない」(ﾍﾌﾞﾗｲ13:5)。涙を流すときもある。しかし､その時こそ､主イエスが傍らにおられ､共に泣き､涙を拭ってくださる。だから､私たちは､やけになって投げ出すのではなく､主に信頼し､委ね､賛美するのです。「感謝します」と。

前　　　奏　　　－ ガリラヤの風かおる丘で －　　　　 Satkz　　　　
招　　 詞　　 詩編55編23節（下記）
賛　　　美　　　讃美歌21-202 よろこびとさかえに満つ
主の祈り　　　(｢讃美歌21｣ 93-5-B 日本キリスト教協議会統一訳)
賛　　　美　　　－ ガリラヤの風かおる丘で －　　　　　　聖歌隊
聖　　　書　　　ローマの信徒への手紙15章22-33節 (新約p.296)
祈　　　祷
賛　　　美　　　讃美歌21-57 ガリラヤの風かおる丘で(1,3,4) 　　　　　　　　　黙　　　想　
説　　　教　　 「やけにならずに感謝！」　 　　　小野慈美牧師
祈　　　祷　
賛　　　美　　　　感謝します
献　　　金　　
感謝祈祷
聖　餐　式　　 （「教会の約束」を唱和 ）
賛　　　美　　　2025年主題賛美歌　作曲：小室尚子
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　小野慈美牧師
後　　　奏
分かち合い

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あなたの重荷を主にゆだねよ　主はあなたを支えてくださる。
主は従う者を支え　とこしえに動揺しないように計らってくださる。

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