5月11日(日)10時30分~11時30分
メッセージ:「慈しみはとこしえに」
聖書:詩編136編1-9節、23-26節
説教者:小野慈美牧師
※どなたでも視聴できます。
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きょうは、母の日礼拝ですが、「おかあさんありがとう」と言えない方もある。必ずしも母親本人に対する否定的な思いではなくても、自分自身の誕生を素直に喜べないということがあるかもしれません。しかし、聖書は、私たち一人ひとりは、神に意図されて生まれてきたと宣言しています。詩139:13 あなたは、わたしの内臓を造り/母の胎内にわたしを組み立ててくださった。・・・16 胎児であったわたしをあなたの目は見ておられた。わたしの日々はあなたの書にすべて記されている/まだその一日も造られないうちから。
<慈しみはとこしえに>
詩編136編には、「感謝せよ。慈しみはとこしえに」が繰り返し出てきます。「慈しみ」とは「存在の肯定」と言えるでしょう。「とこしえに」は、「ずーっと」という時間の長さのことではなく、「不変である。ゆるがない」ということです。
<4-9節>これは、創世記1章の初めの部分を指しています。神は、世界を慈しみをもってお造りになり、創造のわざの最後に人間を造られ、こう言われました。神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。(創1:31)
<10-14節>そして、神は、世界からイスラエルの民を選ばれました。その民がエジプトで奴隷となっていたときに、モーセを立て、数々の奇跡によって救い出されました。
<10-22節>エジプトから解放されたイスラエルの民は、40年の旅の後に約束の地カナン(今日のイスラエル)に定住することができた。ここまでは、すなおに感謝できる。
<低くされたときにも、慈しみはとこしえに>
<23-24節>しかし、その後、イスラエルの民は神にそむいたために、他国に滅ぼされ、バビロンに奴隷として連れていかれました(バビロン捕囚)。それでも詩人は、感謝せよと言うのです。23 低くされたわたしたちを御心に留めた方に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
「低くされた」とは、捕囚という屈辱的な状況に置かれたことです。しかし、そのとき、彼らが気づいたのです。「自分たちは見捨てられたのではない。自分たちの罪のために低くされたのだけれど、そのときにも神様はお心にかけてくださっていたのだ」。
24 敵からわたしたちを奪い返した方に感謝せよ。慈しみはとこしえに。そして、50年後、解放され、故国に帰ることができた。しかし、その後も、困難は続きました。それでも、神様の慈しみは変わらない。今の、この自分の困難な現実にも神の慈しみはあり、存在を肯定してくださっているのだ。そのように信じることが私たちの信仰です。
<25-26節>25 すべて肉なるものに糧を与える方に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
この箇所からヨハネ1:14を思い起こします。「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた」。
「言」は、「神の永遠の意思」を表しています。その意思とは、「神がお造りになったものに対する存在肯定」です。「肉となって」、とは、神様のご意思である、お造りになったものに対する慈しみが、「肉」すなわち、人間イエスとなって現わされたことです。アニメ好きな人は、キャラクターの衣装を着て、同一化したいと願います。神は、人間に扮したのではなく、人間そのものになってしまうほど、人間を愛し、存在を肯定してくださった。
自分が低くされたと感じることがあります。そんなとき主は、言われます。「あなたには、状況が否定的にしか見えないかもしれない。でも、私の慈しみは、片時もあなたを離れないよ」と。この世界には、否定的な、心を引きずり降ろそうとする言葉が満ちています。だから、声に出して言いましょう。慈しみはとこしえに。
前 奏 - 前奏曲 ト長調 - F.リンリー
招 詞 詩編134編1-3節(下記)
賛 美 讃美歌21-152 みめぐみふかき主に(1,2,4)
主の祈り
聖 書 詩編136編1-9、23-26節 (新約p.976)
祈 祷
賛 美 讃美歌21-57 ガリラヤの風かおる丘で(1,2,4)
黙 想
説 教 「慈しみはとこしえに」 小野慈美牧師
祈 祷
賛 美 讃美歌21-458 信仰こそ旅路を(1,3,4)
献 金
感謝祈祷
賛 美 讃美歌21-28 み栄えあれや
祝 祷 小野慈美牧師
後 奏
分かち合い
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主の僕らよ、こぞって主をたたえよ。夜ごと、主の家にとどまる人々よ
聖所に向かって手を上げ、主をたたえよ。
天地を造られた主が
シオンからあなたを祝福してくださるように
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