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横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

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礼拝Worship

  メッセージ > 先週までの礼拝 > 2022年1月23日

先週の礼拝


1月23日(日)10時30分より
メッセージ:「網を捨てて」
聖書:マルコによる福音書1章16-20節
説教者:小野慈美牧師


※どなたでも視聴できます。

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 1)最初の弟子たち:共観福音書では、アンデレにはほとんど言及がありませんが、ヨハネ福音書では、彼は、大事な役割を果たしています。最初に主イエスに出会ったアンデレが、兄弟のペテロを主イエスのところに連れて行きました(ヨハネ1:40-42)。また、五つのパンと二匹の魚を持っていた少年を主イエスに取り次いだのもアンデレでした。彼自身は大きな働きをしたわけではなくても、彼の取次が大きな役割を果たしたのです。主イエスは、ペテロをもアンデレを用いられたのです。
2)権威ある呼び掛け:「私についてきなさい」(17)という言葉には権威がありました。「権威」に似た言葉に「権力」という言葉があります。「権力」とは、他人を支配し服従させる力です。特に、支配者が組織・富・武力などを背景として被支配者に加える強制力のことです。主イエスには権力はありませんでしたが、権威を持っておられました。それは強制力によって服従させる威圧的なものではなく、イエスの招きそのものの持つ真実な響きのゆえに、全くの自由な意志で従いたくなるような権威でした。
この主人は、弟子たちに仕える主人でした。最後の晩餐の洗足(ヨハネ13:1-5)にその姿勢が表われています。そして十字架こそは、ご自分の命をかけて自分を裏切る者たちのために執成の祈りをなさる仕える者の姿でした。十字架は、表面的には主イエスが権力に敗北した姿であるとも言えます。しかし、その十字架にこそ、主イエスのまことの権威があったことを、弟子たちは後に知るのです。
3)応答 この招きに対して、「二人はすぐに網を捨てて従った」とあります。マルコは、出来事の本質だけを書いています。呼ばれて、潔く従ったということです。
しかし、イエスに従うということは、いつでも何もかも捨てて従うということなのでしょうか。29-31節を読むと、シモンが、家族との交わりを一切断ち切ったわけではないことがわかります。では、「網を捨てて従った」とは、何を意味するのでしょうか。それは主イエスの求めを第一として生きるようになるということです。それまでの彼らにとっては、網が第一でした。網はまさに彼らの人生を支えるものでした。しかし、同時に網は彼らを縛るものでもありました。イエスの求めを第一にするということは、束縛を受けるような気がしますが、イエスにのみ捉えられることによって、他のものに縛られなくなることを意味します。そのとき、かえって本当の自由が与えられるのです。この弟子たちも、網を捨てて、職業としての漁師はやめたのですが、新しい仕方で漁師を続けることを許されました。「人間を取る漁師」すなわち、多くの人々をまことの神に導く尊い使命を与えられたのです。
また、網を捨てて従うということは、いつもイエスと共にいることを意味します。まことの権威を持っておられる方が、恵みをもって招いてくださっている。そして、その方と共にいることが、その方の御支配の中で生きることが、結局最も自由で、最も潔く、何よりも喜ばしい生き方だから、私たちは網を捨てて従っていけるのです。
4)主イエスのまなざし:主イエスは、誰かに語りかけるとき、いつも、相手をじっとご覧になりました。そのまなざしが、言葉の権威と共に、人を動かす力があったのです。主イエスは、ペテロとアンデレ、ヤコブとヨハネをじっと「ご覧にな」って(16,19節)招かれました。このまなざしは、今、私たちにも注がれています。主は、けさ、あなたをじっとご覧になって言われます。「私にはあなたが必要だ。私があなたを愛したこの愛を、あなたが接する人たちに分かち与えて欲しいのだ。あなただけが愛を届けることのできる人がいる。手伝ってくれないか」と。

前   奏  -主イエス・キリストよ、我らを顧みて- J.S.バッハ
招   詞   詩編100編1-3節(下記)
賛   美   讃美歌21-208 主なる神よ、夜は去りぬ
主の祈り  
聖   書   マルコによる福音書1章16-20節 (新約p.61)
祈   祷
黙   想
説   教   「網を捨てて」          小野慈美 牧師
祈   祷
賛   美   讃美歌21-516(1,3,5) 主の招く声が
献   金   (※礼拝献金は、退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛   美   2022年主題賛美歌「たゆまず祈りなさい」
祝   祷                    小野慈美 牧師
後   奏 
分かち合い

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1全地よ、主に向かって喜びの叫びをあげよ。2喜び祝い、主に仕え/喜び歌って御前に進み出よ。3知れ、主こそ神であると。主はわたしたちを造られた。わたしたちは主のもの、その民/主に養われる羊の群れ。
(詩編100:1-3)


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