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横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

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礼拝Worship

  メッセージ > 先週までの礼拝 > 2022年2月27日

先週の礼拝


2月27日(日)10時30分より
メッセージ:「赦された不法侵入者」
聖書:マルコによる福音書2章1-12節
説教者:小野慈美牧師


※どなたでも視聴できます。

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Ⅰ)不法侵入者
体がまひして動けない男性を四人の友人が、主イエスのもとに運んできましたが、多くの人がいたために、家の中に運ぶことができませんでした。そこで彼らは、外階段から屋上に上がり、屋根をはがして穴をあけ、病人の寝ている床(とこ)をつり降ろしました。不法侵入です。主イエスは、その男に「子よ、あなたの罪(原語では複数形)は赦される」(5)と宣言しました。それを聞いた律法学者たちは、心の中で「それは神を冒涜することだ」とつぶやきました。主イエスがそれを見抜いて、「中風の人に『あなたの罪は赦される』と言うのと、『起きて床を担いで歩け』と言うのと、どちらが易しいか」(9)と問われた後、その人に「起き上がり、床を担いで家に帰りなさい」と命じると、彼は起き上がり、床をかついて出て行きました。
Ⅱ)主イエスの言葉の権威
9節の問いはどちらが易しいのでしょうか。「あなたの罪は赦される」は、口で言うだけなら、だれでも言えるから易しいと言えるでしょう。一方、「床を担いで歩け」という言葉は、実際にその奇跡を起こすことができなければ言えないですから、簡単には口にできません。しかし、事柄としては、罪を赦すことのほうが、はるかに難しいのは言うまでもありません。というより、それは、神にしかできないことです。その点については、律法学者たちは間違っていませんでした。しかし、彼らは、イエスが誰であるかを知りませんでした。
「人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう」(10)は、「確かに罪を赦すことができるのは父なる神だけだ。しかし、「人の子」(イエスがご自分を指して言う表現、つまり、「私」)は、父なる神と一つであり、地上で罪を赦す権威を持っているのだ」という意味です。そこで、「あなたの(もろもろの)罪は赦され(てい)る」が単なる言葉ではないことを知らせるために、「起き上がり、床を担いで家に帰りなさい」と言って癒しをなさったのです。癒しによって罪の赦しが起こったのではなく、すでに宣言されていた罪の赦しが真実であることを示すために癒しをなさったのです。
Ⅲ)罪の赦しと体の癒し
 ところで、律法学者たちとのやりとりは、5節で「子よ、あなたの罪は赦される」と主イエスが言ったことから起こりました。この男にとっては、体がよくなることが大切なのだから、始めから「起き上がり、床を担いで家に帰りなさい」とだけ言えばよかったのではないかとも言えます。しかし、それだけだったら、彼はこんな思いを抱きつつ家に帰ったかもしれません。彼も、当時の人々も、因果応報に縛られていたので、「今は治った。でも自分が犯した罪は、一つや二つではない。だから、また他の新しい罰がくだるかもしれない」と。しかし、病はバチではないし、罪の赦しは、主イエスが宣言なさったときに既に実現しているのです。そして、それこそが、この男の最も必要としていることでした。罪の赦しが、本当に実現していることを、本人に、そして、そこにいた人々に示すために癒しがなされたのです。
今週から受難節に入ります。主イエスが私たちの罪のために十字架で死んでくださったことを覚える期間です。「あなたのもろもろの罪は赦されている」という言葉が真実であることを主イエスは十字架によって保証してくださったのです。
私たちも「子よ。あなたのもろもろの罪は、赦された。床を取り上げて、歩きなさい」という言葉を大胆に信じ、古い自分が横たわっていた寝床、言い訳やぐちや恨みやねたみがしみついている寝床に別れを告げるのです。さあ、起き上がりましょう。

前   奏   - リチェルカーレ - J.パッヘルベル
招   詞   詩編95編6-7節(聖書協会共同訳 下記)
賛   美   讃美歌21-202 よろこびとさかえに満つ
主の祈り  
聖   書   マルコによる福音書2章1-12節 (新約p.63)
祈   祷
黙   想
説   教   「赦された不法侵入者」      小野慈美 牧師
祈   祷
賛   美   讃美歌21-92 主よ、わたしたちの主よ
献   金   (※礼拝献金は、退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛   美   “御言葉は道の光”(歌詞が開きます)
祝   祷                     小野慈美 牧師
後   奏 
分かち合い

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6 さあ、ひれ伏し、身をかがめよう。
私たちを造られた方、主の前にひざまずこう。
7 まことに、主こそ我らの神。私たちはその牧場の民。御手の羊。
あなたがたは今日、主の声を聞きなさい。 (詩編95:6-7)


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