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礼拝Worship

  メッセージ > 先週までの礼拝 > 2022年12月18日

先週の礼拝


12月18日(日)10時30分より
メッセージ:「お言葉どおり、この身に成りますように」
聖書:ルカによる福音書1章26-38節
説教者:東間克美師

※どなたでも視聴できます。

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◆今日のテキストは、天使ガブリエルが乙女マリアに現れて、主イエスの誕生を予告する「受胎告知」と言われる箇所です。28節~31節で、天使はマリアが神の一方的な恵みによって「救い主イエスの母」に選ばれたことを告げました。しかしマリアは戸惑い、この一方的な御告げは何のことかと思い巡らしました。無理もないことです。そのようなマリアに天使は言いました。『あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい』(31節)。実は今日の箇所の前の段落、バプテスマのヨハネ誕生の予告に於いても、父となるザカリアは、生まれて来る子を「ヨハネ」と名付けなさいと天使に言われています。同様にこの箇所でも子供の命名に関する選択権は神にありまして、「イエス」という名前を付けるようにと命じられています。「ヨハネ」という名前には「主は恵み深い」という意味があります。一方で「イエス」という名前の意味は「主は救い」というものです。神はご自身が恵み深いお方であることを、先駆者ヨハネの名前が語っています。そして、神がその恵み深いご意志を、御子による救いという御業をもって示してくださることを、後から生まれる「イエス」という名前が告げているのです。つまりヨハネも主イエスも、共にその名前の中に、人類の救いという神のご計画が示されているのです。
◆さてマリアは、自分では想像もしていなかった御告げを聞いて戸惑い、不安を覚えました。そのようなマリアに、天使は神がマリアの内に臨在されて、ご自身の計画を遂行されること(35節)。さらに、エリサベトの身に起きた出来事を挙げて神の全能性を宣言しました(36・37節)。こうしてマリアは、天使による告知を通して、自らの身に起きたことが、神の御心であることを、信仰を持って受け止めて、すべてを神の御言葉に委ね、神のご計画が実現することを確信して、御言葉に従ったのです。そして自らの信仰を告白しました。『わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように』(38節)。
◆『お言葉どおり、この身に成りますように』。マリアの信仰溢れるこの言葉を、私たちの信仰の歩みに適用する時、2つの大切なことを示されます。第1は、謙遜に生きる時、豊かな祝福が与えられるということです。川の流れが低い方へ向かうように、主の祝福はへりくだる人の心に注がれていきます。第2は「自分の生き方を主に委ねる」ということです。マリアが言った『お言葉どおり』の「お言葉」とは「神の御心」を表しております。恐らく、マリア自身も自らの将来に向けての夢や計画があったことでしょう。そのような中にあって、マリアに告げられたこの「幸いな知らせ」は、一方では彼女に課せられた「十字架」でもあったのです。しかしマリアは、すべてを神の御手に委ねて「イエス・キリストの母」として歩む、という、明確な人生の設計図が与えられたことを、信仰によって確信したのです。まさにマリアは「自分を捨て、自分の十字架を負って」神の御心に従った、そのように言うことが出来ると思います。謙遜と神の御心に生きる。このマリアの生き方は、やがてマリアから誕生するイエス・キリストの生き方でもありました(フィリピ2:6~8参照)。
主イエスは十字架上で7つの言葉を発せられましたが、その最後の言葉がルカ福音書23章46節です。『父よ、わたしの霊を御手に委ねます』。実は、主イエスのこの言葉もまた、『お言葉どおり、この身になりますように』ということを表しているのです。まさにマリアの受胎告知での『お言葉どおり、この身になりますように』という言葉は、御子キリストの十字架上での最後の言葉によって成就した、そのように言うことが出来るのではないでしょうか。
◆神はご自身の計画に基づいて、私たちに「させようとしておられること」を告げておられます。そして、この御告げに対する主への信仰の応答が『お言葉どおり、この身になりますように』ということなのです。神の御告げ、それは時には、予期せぬことや、マイナスと思われるようなこと、出来ることならば避けて通りたいこと、人に代わって欲しいこともあるかも知れません。しかし、神は「恐れることはない、わたしに委ねなさい」とお語りになり、私たちと共におられて、守り、導き、最善をなしてくださるのです。このことこそ、クリスマスのメッセージである「インマヌエル・神、我らと共にいます」ということの、神ご自身による証し・証明なのです。
クリスマスのこの時、祈りと御言葉による神との交わりの中で、『お言葉どおり、この身に成りますように』と、すべてを主に委ねて歩んでまいりましょう。


前   奏   ― O Come, O Come, Emmanuel ―   F.ペータース
招   詞   イザヤ書7章14節(下記)
賛   美   讃美歌21-175 わが心は(1,2,4)
主の祈り   
賛   美   ― 喜びの声あげ、喜べシオンの娘 ― メサイアより
聖   書   ルカによる福音書1章26-38節  (新約p.100)
祈   祷
黙   想
説   教  「お言葉どおり、この身に成りますように」 東間克美師
祈   祷 
賛   美   讃美歌21-265 天なる神には(1,4)
献   金   (※礼拝献金は、入退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛   美   讃美歌21-24 たたえよ、主の民
祝   祷                       東間克美師
後   奏   
分かち合い


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それゆえ、わたしの主が御自ら/あなたたちにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み/その名をインマヌエルと呼ぶ。(イザヤ7:14)


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