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横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

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礼拝Worship

  メッセージ > 先週までの礼拝 > 2023年2月26日

先週の礼拝


2月26日(日)10時30分より
メッセージ:「イエスのユーモア」
聖書:マルコによる福音書9章30-41節
説教者:小野慈美牧師

※どなたでも視聴できます。

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 「マウントを取る」という言葉があります。相手よりも優位であることを言葉や態度などで示そうとすること。自慢もそうだし、逆にけなしたり、おとしめることもある。人は、程度の差はあっても、どこかで人よりも優位に立ちたいという思いを持っているようです。主イエスの弟子たちも、マウントを取ろうとしていたことがわかります。そのことを示す出来事が二つ続いて起こります。
<第一のエピソード>(33-37節)
 弟子たちは、主イエスが地上の王国をつくり、自分たちがその支配階級になることを願っていたらしく、主イエスが十字架に向かおうとしているときに、誰が一番偉いかと論じていたのです。そこで、主イエスは「いちばん先になりたい者は、すべての人の後になり、すべての人に仕える者になりなさい。」と言われました。弟子たちの「一番先になりたい」という願いを否定せずに受けとめた上で、その意味を全く新しく作り変えたのです。これは主イエス独特の鋭いユーモアです。
 「そうか、偉くなりたいのか、けっこう、けっこう。偉くなる方法を見せてあげよう。こうすることだ」、と言って、子どもを抱きあげ、「偉くなりたいのであれば、この子を大事にしなさい。この子を大事にしても何の得にもならない。でも、得にならない相手に対して、あなたがどう生きるかを神様はじっとみておられるよ。」
<第二のエピソード>(38-41節)
38ヨハネがイエスに言った。「先生、お名前を使って悪霊を追い出している者を見ましたが、わたしたちに従わないので、やめさせようとしました。」
 わたしたちはあなたの弟子ですから、あなたのお名前を使う権威を授かっています。しかし、無許可であなたの名前を使っている連中がいたので、取り締まりをしました。ヨハネは誇らしげに報告したに違いない。当然、おほめの言葉を頂けると思っていたのに、主イエスの答えは意外でした。
「やめさせてはならない。わたしの名を使って奇跡を行い、そのすぐ後で、わたしの悪口は言えまい。40わたしたちに逆らわない者は、わたしたちの味方なのである。」
ここにも主イエスのユーモアがある。「あなたは、何を怒っているのか。私の立場を守ろうとしているのではなく、自分の立場、自分の優位性を守ろうとしているのではないか。自分たちこそ、本家本元なのだと言って、マウントを取ろうとしているだろう?」
 主イエスはエルサレムに向かって、苦難の歩みを進めていました(9:30-32)。しかし、弟子たちは主イエスの心を知らずに、互いにマウントを取ろうと競い合っていたのです。このように必死にマウントを取ろうとする罪が主イエスを十字架に付けたのです。
<わたしはあなたがたを友と呼ぶ>
 しかし、そのような弟子たちや私たちを主イエスは愛することをやめないのです。わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。もはや、わたしはあなたがたを僕とは呼ばない。・・・わたしはあなたがたを友と呼ぶ。(ヨハネ12:12、15)
 驚くべきことに、私たちは、主イエスから「友」と呼ばれるほど、尊い者だと言われています。すでに偉いものとされているのですから偉くなろうとする必要はありません。マウントを取る必要は無いのです。だから、幼な子に代表される「いと小さき者」をわたしたちも大切にします。なぜなら、主イエスが、まず、いと小さき私たちを友と呼び、愛してくださったからです。そして、その人に仕えても表面的には何の見返りもないかのように思える相手に対しても、その存在の価値を大切に思うがゆえに心こめて仕えていくことこそが、十字架のイエスに従う生き方です。

前   奏   ― わが主イェス いとうるわし ― Satkz
招   詞   詩編100編4-5節(下記)
賛   美   讃美歌21-291 み神の座を捨て(1,3,5)
主の祈り
賛   美   ― やすかれわが心よ ―     聖歌隊
聖   書   マルコによる福音書9章30-41節  (新約p.79)
祈   祷
黙   想
説   教   「イエスのユーモア」    小野慈美牧師
祈   祷 
賛   美   讃美歌21-482 わが主イェス いとうるわし
献   金   (※礼拝献金は、入退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛   美   讃美歌21-24 たたえよ、主の民
祝   祷                 小野慈美牧師
後   奏   
分かち合い


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4 感謝の歌をうたって主の門に進み/賛美の歌をうたって主の庭に入れ。感謝をささげ、御名をたたえよ。
5 主は恵み深く、慈しみはとこしえに/主の真実は代々に及ぶ。(詩編100:4-5)


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