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横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

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礼拝Worship

  メッセージ > 先週までの礼拝 > 2023年3月5日

先週の礼拝


3月5日(日)10時30分より
メッセージ:「生きるに必要な塩味」
聖書:マルコによる福音書9章42-50節
説教者:小野慈美牧師

※どなたでも視聴できます。

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Ⅰ 小さい者をそして自分自身を躓かせるな(42-48)
「躓き」とは神様との交わりが妨げられることです。人を躓かせるだけでなく、自分も躓かないようにしなければなりません。「命にあずかる」「神の国に入る」は同じことです。神の国は天国とも言い換えられます。天国・地獄というのは死んでからの行き先ということではありません。天国とは、神との交わりが与えられること、地獄とはそれが失われることです。
43、45、47節の「地獄」は、聖書協会共同訳では、「ゲヘナ」と記されています。これがギリシャ語の元の言葉です。ゲヘナとはエルサレム郊外にあった谷の名前で、ごみを捨てる場所、また、人間の死体を焼く場所でもあったようです。ですから「蛆がつきることも火が消えることもない」とは、実際のゲヘナを描写したものです。そういう場所であったために、ゲヘナが、滅びの場所、神の裁きの場所という意味で用いられたのです。そして、神との交わりが失われることを、比喩的に「ゲヘナ(地獄)に投げ込まれる」と表現しているのです。
一方、天国とは神との交わりの中で生きる命を表わしています。地上の命を生きているときも、地上の命を終えたときにも、神との交わりの中にあること。それが天国の内容です。神との交わりに生きることは、あらゆることを犠牲にするほど価値のあることなのだ。片手、片足、片方の目を失ってでも、守るべき価値あるものだということを強い象徴的な言葉で表現しているのです。
しかし、神との交わりに生きる命とは、歯を食いしばって禁欲的な生き方をするイメージとは異なります。徹底的に神の恵みの中で生きなさいということです。言い換えると、神様の前で正直に生きなさい、つまり、メンツとか意地とか自己顕示欲で、人より優位に立とうとする生き方を捨てなさいということです。それらにしがみつくことが神との交わりを妨げ、結果として神との交わりを失う状態(ゲヘナ)に陥るのです。
Ⅱ 塩味を保ちなさい(49-50)
最後に、躓かせない、躓かないために必要なことは、塩味を保つということです。
「自分自身の内に塩を持ちなさい。そして、互いに平和に過ごしなさい」(50)
塩を持つことがどうして、互いの平和につながるのでしょうか。この意味を知るためのヒントを他の聖書の箇所から得ることができます。
「いつも、塩で味付けされた快い言葉で語りなさい」(コロサイ4:6)。直訳すると、「あなたがたの言葉が、いつも、恵みによって、塩で味付けられるように」というように訳せます。ですから、塩で味付けされた快い言葉とは、単におだやかな優しい言葉ではありません。神の恵みによって味付けされた言葉です。その恵みとは、人は皆、例外なく罪人であり、キリストの十字架によって赦されているということです。
「悪い言葉を一切口にしてはなりません。ただ、聞く人に恵みが与えられるように、その人を造り上げるのに役立つ言葉を、必要に応じて語りなさい。32 互いに親切にし、憐れみの心で接し、神がキリストによってあなたがたを赦してくださったように、赦し合いなさい」(エフェソ4:29,32)
上から目線で語るのではありません。自分も赦された者であることを忘れずにいるならば、相手に対する言葉も「聞く人に恵みが与えられる言葉、人を造り上げる言葉」になるのです。恵みの言葉を語る者となるために、塩すなわち神様の恵みを内に保ちなさいと主イエスは厳しく、しかし、慈しみ深く、命じておられます。

前   奏   ― 今、装いせよ  ― J.ブラームス
招   詞   詩編32編1-2節(下記)
賛   美   讃美歌21-351 聖なる聖なる(1,4)
主の祈り    (「讃美歌21」 93-5-B 日本キリスト教協議会統一訳)
賛   美   ― 気づかせてください(3月の賛美歌) - 聖歌隊
聖   書   マルコによる福音書9章42-50節 (新約p.80)
祈   祷
黙   想
説   教   「生きるのに必要な塩味」     小野慈美牧師
祈   祷 
賛   美   讃美歌21-444 気づかせてください
献   金   (※礼拝献金は、入退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
聖餐式   
賛   美   2023年主題賛美歌「常に主を覚えて」
祝   祷                   小野慈美牧師
後   奏   
分かち合い


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いかに幸いなことでしょう/背きを赦され、罪を覆っていただいた者は。
いかに幸いなことでしょう/主に咎を数えられず、心に欺きのない人は。
(詩編32:1-2)


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