横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

5月19日(日）10時30分より
ペンテコステ礼拝
メッセージ：「もうふりむかない」
聖書：ヨハネによる福音書21章18-25節
説教者：小野慈美牧師

※どなたでも視聴できます。

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主イエスは､ペテロの最後が十字架であることを暗示しました(18)。ペテロは、自分には苦難が待ち受けているらしいと感じると、他の弟子のことが気になり始めました。
20 ペトロが振り向くと、イエスの愛しておられた弟子がついて来るのが見えた。・・・。21 ペトロは彼を見て、「主よ、この人はどうなるのでしょうか」と言った。｢この人もわたしと同じように苦難の道を歩むのでしょうか｣とでも問いたげです。それに対して、 主イエスはお答えになりました。「あなたに何の関係があるか。あなたは、わたしに従いなさい」(22)。
よそみをするな。あなたは、あなたのやり方で私にしたがって来ればよいのだ。冷たく突き放したような言葉に聞こえますが、実は、これは主イエスの愛の言葉です。
1）「あなたに何の関係があるか」：答えの出ない問いからの解放の言葉
わたしたちは、「神様は不公平だな」と思う時があります。そのとき、もしかしたら、ペテロと同じように、他の人と比較して、自分は損していると、自分で勝手に判断してしまっているのかもしれません。私たちの苦しみが、だれかと比較して損していると感じることから生じていることはないでしょうか。比較によって、不必要な苦しみや痛みを抱え込んでしまうことがあるのではないでしょうか。主は、「あなたに何の関係があるか」と言い放つことによって、無意味な問いからわたしたちを解き放とうとしておられるのです。よそ見をしないで、振り向かずに前を向いて歩きなさいということです。人生には問うてみてもどうしようもないことがあります。｢あなたに何の関係があるか」とは、答えの出ない問いを抱えて悩み苦しむことから解放する言葉なのです。
２）「あなたは」：他人との比較から解放する言葉
19節では｢わたしに従いなさい｣でしたが､22節では「あなたは、わたしに従いなさい」つまり、「あなたは」、という言葉が、付け加えられています。
これは、ペテロを、特別の、固有の存在として呼び出す言葉です。あなたには、あなたの人生が与えられている。そして、その人生は、他の人の人生と比べて優劣をつけられるようなものではない。確かに、この世界は、そして、あなた自身も、優劣をつけたがる。しかし、人は、結局自分の人生を生きるのです。演劇にたとえていうならば、人は自分の舞台で演じるのであって、他の人には別の舞台があるということを受け入れるということです。あきらめとして、受け入れるのではなく、 自分の人生を神に愛されている舞台として受けとめていくということです。比較は人を不自由にします。あの人の舞台はいいなと言っても無意味なのです。なぜなら、その舞台はあなたの生きる舞台ではないからです。
３）「わたしに従いなさい」：共におられるという約束の言葉
「神に従いなさい、神の意志に従いなさい」と言うだけだと、何となく、自分で必死にがんばってついていかなければならないような悲壮感があります。しかし、「わたしに従いなさい」とは、この言葉を語るお方は、常に私たちの前にいてくださり、導いてくださるという約束の言葉なのです。
人と比べることなく、あるいは若いときの自分とも比べることなく、自分が自分なりにその時の年令や置かれた状況に応じて、主に従っていけばよい。他の人と、あるいはかつての自分と比べる必要はないのです。主の招きに応えて、潔く、従いましょう。そこにこそ、本当の自由があります。そこにこそ、あなたにとっても最善の生き方が用意されています。だから、もうふりむかない！




前　　　奏　　　 －小羊イェスよ、インマヌエル － 　　　　　
招　　　詞　　　詩編95:7（下記）
賛　　　美　　　生ける限り主を
主の祈り　　
聖　　　書　　　ヨハネによる福音書21章18-25節　(新約p.212)
祈　　　祷
賛　　　美　　　あなたをたたえ
黙　　　想
説　　　教　　 「もうふりむかない」　　　　 　　　小野慈美牧師
祈　　　祷　
賛　　　美　　　もうふりむかない
献　　　金　　
感謝祈祷
賛　　　美　　　小羊イェスよ
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　小野慈美牧師
後　　　奏
分かち合い　　　

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主はわたしたちの神、わたしたちは主の民　主に養われる群れ、御手の内にある羊。今日こそ、主の声に聞き従わなければならない。(詩95:7)



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