9月28日(日)10時30分~11時30分
創立77周年記念礼拝
メッセージ:「すべての民の祈りの家」
聖書:イザヤ書56章7-8節
説教者:小野慈美牧師
※どなたでも視聴できます。
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わたしは彼らを聖なるわたしの山に導きわたしの祈りの家の喜びの祝いに連なることを許す。彼らが焼き尽くす献げ物といけにえをささげるならわたしの祭壇で、わたしはそれを受け入れる。わたしの家は、すべての民の祈りの家と呼ばれる(イザヤ56:7)。
新会堂建築に際して、選ばれた主題聖句です。
「彼ら」とは、「異邦人」です。ユダヤ人は、自分たちは選ばれた特別の民であり、神から祝福されているが、ユダヤ人以外の異邦人は、神の祝福から遠いと考えていました。しかし、この箇所は異邦人であっても、まことの神に心からの礼拝を捧げるときに、神様がそれを喜んでくださる、どんな人も祈りの家に招かれていると宣言しています。
このイザヤ書の言葉をイエス様が引用しておられる場面があります(マルコ11:15-18)
15 一行はエルサレムに来た。イエスは神殿の境内に入り、そこで売り買いしていた人々を追い出し始め、両替人の台や鳩を売る者の腰掛けをひっくり返された。16 また、境内を通って物を運ぶこともお許しにならなかった。17 そして、人々に教えて言われた。「こう書いてあるではないか。『わたしの家は、すべての国の人の祈りの家と呼ばれるべきである。』ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にしてしまった。」
イエス様が激しい怒りを表されたという極めて珍しい場面です。ここから、教会について、イエス様が示しておられ3つのことを学びましょう。
1)教会は「わたしの家」(神の家):持ち主は神様
「すべての国の人」とは異邦人を表わします。この神殿にいたユダヤ人たちは、自分たちが特権階級であるかのように思い込み、すべての人が自由に神を礼拝することを妨げていました。これは私たちへの戒めです。教会とは、神を神とするところです。「神様のためだと言いながら、結局は自分のやりたいことを神の名を使ってやるようなことはするな。神様の御意志を求めて生きていきなさい。祈りの家を私物化してはならない。」この新会堂は、人間的に言えば、私たちが建てました。しかし、この祈りの家の所有者は神様なのであって、私たちではないのです。
2)教会は「祈りの家」:神を礼拝するところ、神を畏れることを学ぶところ。
神を畏れること、神の前で謙虚にされること、これが礼拝する心です。形の上で礼拝していても、「礼拝する心」を失うことは起こり得ます。教会の活動が盛んで、人がたくさん集まっていても、礼拝する心が失われていたら、教会は教会でなくなります。イエス様が神殿で見たものは、まさに神を畏れることを忘れた姿でした。
3)教会は「すべての民の家」
この礼拝堂は、私たちの教会であるだけでなく、すべての人のための教会です。私たちは神様の一方的な恵みによって信仰を与えられました。その同じ恵みはすべての人に注がれています。この礼拝堂を建てたのは、単に私たちにとって居心地の良い場所を存続させるためではありません。今は、まだここにおられないけれど、神様が招いておられる方々のための場所を提供するためでもあるのです。神様がこの家に、すべての民を招いておられるのに、私たちが結果的に、人々を排除するようであってはならない。この家の所有者であられる神様の心を悲しませるようなことがあってはならない。あらゆることの原点は、神を敬い、隣人を愛することです。そのことに反するような使い方は、「すべての民の祈りの家」としてはふさわしくないのです。
「わたしの家はすべての民の祈りの家と呼ばれる」(イザヤ56:7)。神様が大事にしておられることは何か、そのことのためにこの新会堂をどのように用いていくのか、このことを何にもまさって大切にしていきましょう。
前 奏 - 大合唱 - T. デュボワ
招 詞 詩編127編1節(下記)
賛 美 讃美歌21-99 主イェスよ、われらの
主の祈り
賛 美 - 喜びをもって主につかえよ - 小山章三 聖歌隊
聖 書 イザヤ書56章7-8節(旧約p.1154)
祈 祷
賛 美 讃美歌21-394 信仰うけつぎ
黙 想
説 教 「すべての民の祈りの家」 小野慈美牧師
祈 祷
賛 美 讃美歌21-390 主は教会の基となり(1,2,4)
献 金
感謝祈祷
賛 美 讃美歌21-148 全地よ、主に向かい(1,3,頌栄)
祝 福 小野慈美牧師
後 奏
分かち合い
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主御自身が建ててくださるのでなければ 家を建てる人の労苦はむなしい。
主御自身が守ってくださるのでなければ 町を守る人が目覚めているのもむなしい。
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