横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

10月5日(日）10時30分～11時30分
メッセージ：「神の独り子」
聖書：フィリピの信徒への手紙2章6-11節
説教者：小野慈美牧師

※どなたでも視聴できます。

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使徒信条を学び始め、先々週は「天地の造り主、全能の、父なる神」について学びました。キリスト教の信仰は、神の存在を信じるということだけではなく、その神がどういう神なのかが大切だということでした。では、その神をどのようにして知ることができるのでしょうか。それは、イエス・キリストを通してです。
＜神の言の受肉＞
フィリピ2:6-7にこうあります。6 キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、7 かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。これは、キリストが、永遠の初めから父なる神と共にあり、父と全く等しい神性(神の身分)を持っておられたことを示しています。しかし、その神が被造物である人間の姿を取られたのです。
このことを別の形で語っているのがヨハネ福音書です。1 初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。2 この言は、初めに神と共にあった。3万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。
ここで、「言」(ことば)と訳されている元のギリシャ語は、ロゴスです。この場合のロゴスは、神の意思、本質の意味であり、「キリスト」を示しています。神ご自身と神が語られる｢言｣は切り離すことができません。ヨハネのこの文章は､創世記の冒頭を思い起こさせます。1初めに神は天と地を創造された。・・・3神は言われた。「光あれ。」すると光があった。(聖書協会共同訳)。神様が天地を創造なさったとき、既に言は神と共にあった。「光あれ」と神様がご意思を語られると、その語られたことが、出来事となる。それと同じように、神様が、人間の歴史のある時点で人間となるという形でご自身をお示しになろうという意思をお持ちになった。それがクリスマスです。
ヨハネ1:14 言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。・・・18 いまだかつて、神を見た者はいない。父のふところにいる独り子である神、この方が神を示されたのである。神様のご意思(言)が、私たちと何ら変わりのない人間(肉)となられた。ただし、人間となられた主イエスは、神であることを失うことはありませんでした。
＜独り子が与えてくださるもの：永遠の命＞
独り子は｢一人っ子｣ではなく、「唯一無二の」「特別な存在」という意味です。独り子は、父なる神と永遠の昔から共にあり、永遠の愛と交わりの中にあった。その独り子が、具体的な人間として、人間の歴史の中に入ってこられた。それが、イエス・キリストだというのが、キリスト教の信仰です。そして独り子を信じる者にはこのような約束が与えられています。
ヨハネ3:16 神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。独り子イエスが私たちのために神との架け橋となってくださいました。イエスという「唯一無二の存在」を通して、私たちは神との断絶を乗り越え、神との交わり、すなわち、永遠の命を与えられるのです。
＜独り子は、絶えず共におられる＞
「我はその独り子を信ず」という告白は、単なる教義ではなく、自分に対する神の愛を信じることです。あなたが自分を無価値だと感じ、孤独に苛まれる時、思い出してください。天の父は、独り子をあなたのために与えてくださるほどに、あなたを愛しておられます。あなたが将来への不安や罪の重荷に押しつぶされそうになる時、確信してください。独り子を与えてくださった神が、あなたを見捨てることは決してありません。それは、今生きているときも、そして、まさに死を迎えるときもです。

前　　　奏　　　－ 感謝にみちて　み神をたたえん －　　Satkz　
招　　 詞　　 詩編121編1-3節（下記）
賛　　　美　　　讃美歌21-361 この世はみな
主の祈り　　　(｢讃美歌21｣ 93-5-B 日本キリスト教協議会統一訳)
賛　　　美　　　－ 輝く日を仰ぐとき － 聖歌隊
聖　　　書　　　フィリピの信徒への手紙2章6-11節 (新約p.363)
祈　　　祷
賛　　　美　　　讃美歌21-226 輝く日を仰ぐとき(1,3,5)　　　　　　　　　　　　 黙　　　想　
説　　　教　　 「神の独り子」　　　　　　　　　　　小野慈美牧師
祈　　　祷　
賛　　　美　　 讃美歌21-289 みどりもふかき
献　　　金　　
感謝祈祷
聖　餐　式　　 （「教会の約束」を唱和 ）
賛　　　美　　　2025年主題賛美歌　作曲：小室尚子
祝　　　福　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　小野慈美牧師
後　　　奏
分かち合い

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目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。　わたしの助けはどこから来るのか。
わたしの助けは来る　天地を造られた主のもとから。
どうか、主があなたを助けて　足がよろめかないようにし
まどろむことなく見守ってくださるように。

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