横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

11月2日(日）10時30分～11時30分
メッセージ：「我らの主､イエス・キリストを信ず」
聖書：ルカによる福音書9章18-20節
説教者：小野慈美牧師

※どなたでも視聴できます。

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＜最も重要な問答＞
「我らの主､イエス･キリストを信ず」は､｢使徒信条｣の一部です(讃美歌21の93-4)。
本日の聖書箇所には主イエスと弟子たちとの問答が記されています。イエス様は一般論としての問いを出します｡｢群衆は､わたしのことを何者だと言っているか｣｡弟子たちは、気楽に人々の考え方を紹介します。「『洗礼者ヨハネだ』と言っています。ほかに、『エリヤだ』と言う人も、『だれか昔の預言者が生き返ったのだ』と言う人もいます。」これらは、いずれもメシアの道備えをすると考えられていた人のことです。つまり、「群衆」は、イエスをメシア出現前に活動する人物だと噂していたわけです。
それに対し、イエス様は、最も重要な問いかけをなさいます。「それでは、あなたがたはわたしは何者だと言うのか。」ペテロが代表して答えます。「神からのメシアです」。つまり、メシアの道備えをする人ではなく、あなたこそメシアそのものです。と答えたのです。
＜「イエス・キリスト」の持つ意味＞
イエスとは、ヘブライ語のヨシュアという個人名をギリシャ語読みしたものです。ヨシュアは、珍しい名前ではありません。一方「メシア」とはヘブライ語で、特別の使命のために「油注がれた者」という称号で、それが転じて、救い主、救世主という意味になりました。「メシア」のギリシャ語訳が「キリスト」です。ですから、イエス・キリストとは、「イエスがメシア(救い主)です」という意味です。
しかし、ペトロが「あなたはメシアです」と言った直後に、主イエスは「このことをだれにも話さないように命じ」(21)ました。それは、群衆が間違った理解をしていたためです。当時のユダヤ人の間には、「やがて、ユダヤをローマ帝国の圧政から解放してくれるメシアが来られる」という待望がありました。つまり、「メシア」を政治的解放者として理解していたので、「メシア」が誤解されることを避けたのです。
＜イエスの弟子としての生き方＞
そのため、イエス様はご自分がメシアであるとはどういうことなのかを弟子たちにお話しになりました｡｢人の子(イエスのこと)は必ず多くの苦しみを受け､長老､祭司長､律法学者たちから排斥されて殺され､三日目に復活することになっている」(22)。私がメシアであるとはこういうことなのだ。そして、私の弟子になりたいなら「自分を捨て､日々､自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい」(23)と言われました。
「自分を捨てる」とは、自分を高くしようとすることをやめること。人から褒められようと褒められまいと、主イエスが望まれることを行うことです。また､「自分の十字架」とは、主イエスから与えられる固有の使命のことです。主イエスがあなたを必要としておられ、あなたにしか担うことのできない十字架がある。だから「自分の十字架」なのです。そして、その十字架によって、かえって生かされている、背負われているということにしばしば気づかされます。
そして「我らの主､イエス･キリストを信ず」と告白できるのは、聖霊なる神のお働きによります。聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」とは言えないのです(Ⅰｺﾘﾝﾄ12:3)。イエスをキリストと告白することは、今も生きておられる主イエスに対して、｢あなたこそキリストです｣と呼び掛け､その交わりの中に生きることです。そのとき不思議なことが起こる。主イエスが、私たちの中に生きてくださるのです。

前　　　奏　　　－天にまします我らの父よ －　　ブクステフーデ
招　　 詞　　 ローマの信徒への手紙8章38-39節（下記）
賛　　　美　　　讃美歌21-51 愛するイェスよ
主の祈り　　　(｢讃美歌21｣ 93-5-B 日本キリスト教協議会統一訳)
賛　　　美　　　－ 美しい大地は － 　　 聖歌隊
聖　　　書　　　ルカによる福音書9章18-20節 (新約p.122)
祈　　　祷
賛　　　美　　　讃美歌21-424 美しい大地は　　　　　　　　　　　　　
黙　　　想　
説　　　教　　 「我らの主イエス･キリストを信ず」　 小野慈美牧師
祈　　　祷　
賛　　　美　　 讃美歌21-531 主イェスこそわが望み
献　　　金　　
感謝祈祷
聖　餐　式　　 （「教会の約束」を唱和 ）
賛　　　美　　　2025年主題賛美歌　作曲：小室尚子
祝　　　福　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　小野慈美牧師
後　　　奏
分かち合い

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わたしは確信しています。死も、命も、天使も、支配するものも、現在の
ものも、未来のものも、力あるものも、高い所にいるものも、低い所にいる
ものも、他のどんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスによって
示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです。

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